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【魔王牧場】キャプテンアモロ4【物語】


[513]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2008/10/12(日) 19:05:02 ID:???
カナディ「グ…… グム〜〜〜〜ッ」

痛いところを突かれてカナディアンマンはたじろいだ。
実際、彼はここに来て半年になるというのにまだ玉を1個しか獲得できていなかったのだ。

アモロ「ひとりよりも二人のほうが玉は集めやすいだろう。俺と共同戦線を張ろうじゃないか」

カナディ「ウーム……」

悩むカナディアンマン。その時、カナディアンマンの脳裏に生前の光景が浮かんだ。
宇宙超人タッグにエントリーしながら、乱入してきたはぐれ悪魔コンビに破れ、
リングにさえ上がることのできなかった彼に、故国の人間は冷たかった。
屁タレだの国辱だのと罵倒され、ついには自分の経営していたジムまでも破壊され……
それを止めようとして、彼は命を落としたのだ。

カナディ「(あの時の汚名返上のためにも、まずはこの墓場から脱出しなくては……)
      わかった。お前にはこのカナディアンマン様が力を貸してやるぜ!」

アモロ「ありがとう! カナディアンマン!」

ガシィ!

力強い握手を行う二人。しかしその胸の内は、ともに邪心で満たされていた。

アモロ「(ククク…… こいつのバカ力を利用すれば、玉を獲得することなどたやすい……
     あわよくば、鬼どもに反乱を仕掛けさせてそのドサクサに逃げ出すことだって……)」

カナディ「(フフフ…… 協力するフリをしてこいつの玉を奪い、現実世界に帰還してやる……
      地球の平和を守るために、こいつには捨石になってもらうぜ!)」

こうして、かつてない邪悪なタッグ・チームが誕生したのであった。


0ch BBS 2007-01-24