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【負けるな】城山正の挑戦6【女の子】


[862]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2008/11/05(水) 23:16:06 ID:ykl5w26o
話は少し前後する。
レッドキングが登場する少し前、丁度SCの選手たちが南葛スポーツセンターのグラウンドで必殺技を開発しているころ。
河川敷に1人の少女が立っていた。
透き通るような白を通り越した青白い肌、艶やかな背まで伸びた黒髪。まるで日本人形のような精緻な顔立ちの少女は
その容貌とはちぐはぐなピンク色のジャージに身を包み、サッカーボールを抱きかかえていた。

瀬名「…あれ?おかしいなぁ。スポーツショップのおねえさんは毎週日曜日ここでやってるって言ってたんだけど…」

彼女の名は今川瀬名。幼少の頃から病弱で入退院を繰り返していたが、先の夏休み病室で見た
第一回フランス国際Jrユース大会が彼女の価値観を180度変えた。

瀬名「…私もサッカーやってみたい。」

病弱で学校の体育ですらロクに参加したことのない瀬名の目を引いたのは予選リーグでの森崎の動きであった。

瀬名(…サッカーってよくわからないんだけど。このユニフォームの違う人は手を使ってもいいんだ。
    他の半ズボンの人たちはダメなのに。いいな。私もコレやってみたい。面白そう)

彼女の申し出を両親は快く受け入れた。主治医も身体を動かすことはいい事だと背中を押してくれた。
その日から彼女はサッカーを始めた。まあ、始めたと言っても病室のベッドの上でサッカーボールとじゃれ合うだけだったが。
やがて退院すると今度はドリブルの練習を始めた。それもただひたすらに自宅の庭でボールを追い掛け回した。
そうそれは犬のように。
そしていよいよ5年生になるのを機に地元のサッカー少年団に入団しようと意気込んできたのだが
あいにく城山たちSC一行は南葛スポーツセンターで練習を始めてしまったのである。
(自分の学校のサッカー部は入部拒否されてしまいました)

瀬名「…せっかくだから広いところでちょっとだけボール蹴って行こうっと」

河川敷に降りた彼女はボールを蹴り、追い、掴んだ。そうそれはどこから見ても立派なラグビーだった。


0ch BBS 2007-01-24