※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【入学準備】TSUBASA DUNK3【はじめました】
[750]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:00:45 ID:4up+fnQs
>F 国立の見舞いに行く(医者に薬の効能を見てもらえます)
放課後。なんとなく、帰るのがおっくうで翼は教室で自分の席に座ったままでいた。
椅子を前後に傾けながらグラウンドを眺める。
何気なく、ポケットの中に手を入れると、例の薬瓶があった。
翼「これ、なんの薬なんだろう?」
瓶を夕日にかざしてみるが、当然何も分からない。
翼「……そうだ、あの医者の先生はすご腕らしいし、薬にも詳しいかもしれない」
省19
[751]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:02:56 ID:4up+fnQs
前回と同じように、朝田にもらった地図を見ながら病院を探す。複雑な道ではないが、一度住宅街を
抜けるため、それぞれが個性を主張しているようで、実は似通った(おそらく同じガーデニングの
雑誌でも読んだのだろう)庭をいくつも見せられ、自分がどこにいるのか分かりにくい。朝田の
アドバイスにあったコカコーラの自販機だけが本当の目印になり、この一画で唯一の個性のように思えた。
翼(朝田は何回くらい通ったのだろう?あれほど簡単に地図を描けるんだ、だいぶ通ったんだろうな。
省26
[752]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:04:50 ID:4up+fnQs
翼を部屋に送り届けたので、自室に戻ろうとするBJを翼が引きとめる。
翼「先生……今日は先生にも用事があるんです」
ポケットから薬瓶を出す。
翼「この薬……『が伸びる薬』って書いてあるんです。なんの薬だ分かりますか?」
BJ「これは……下條製薬!ま、まさか。しかし……」
ひとりでブツブツつぶやいているBJを見てなんとなく翼は不安になる。なんとなく良い兆候には
見えなかったからだ。BJの言葉を待てず、翼はもう一度質問する。
翼「なんの薬ですか?」
省9
[753]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:05:04 ID:4up+fnQs
翼「やあ、どうだい調子は?」
国立「先輩、この前来たばっかりじゃないですか。変わりませんよ」
翼「そうだよな。はははっ」
国立「今の薬はなんなんですか?」
翼「いや、何かが伸びる薬らしいんだけど……何が伸びるのか分からなくてさ。もし、身長が伸びたら国立の治療に使えるかもしれないし」
国立「そんな便利な薬があればいいんですけどね」
翼「あるわけないか」
そこで薬の話は終わり、翼は別の話題を探すことにした。
[754]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:05:23 ID:4up+fnQs
翼「そうだ、国立……」
A アメリカのバスケの話をしてくれよ。
B 南葛中バスケ部のことをどう思っているんだ?
C 日本のバスケのことをどう思っているんだ?
D どうしたらバスケが上手くなれる?
E その他(自由に書いてください。誰かの意見に同意するときは分かるようにしてください)
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)
[755]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig
:2008/10/29(水) 21:05:56 ID:82sHR/8Y
A
[756]森崎名無しさん:2008/10/29(水) 21:06:08 ID:7G6K6fiw
A
[757]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:38:04 ID:4up+fnQs
>A アメリカのバスケの話をしてくれよ。
翼「なあ、国立。俺にアメリカのバスケのこと教えてくれよ」
国立「いいですけど、そんなに期待しないでくださいよ。翼先輩が日本の相撲事情について
聞かれたって困るでしょ?」
翼「俺は相撲はやっていないけど、国立はバスケやってたんだろう」
国立「そこまで過度に期待されちゃ困るってことですよ。俺のいた街についてくらいでよかったら
いくらでも話しますよ」
翼「ああ、頼むよ」
省10
[758]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:40:34 ID:4up+fnQs
国立「でも、最初はやっぱり差別はありましたね。日常生活では白色人種と有色人種。バスケではまず黒人、
次に白人……俺たちアジア人はいてもいなくても同じ、いや、いない方がマシくらいに見られていました」
翼は『人種差別』という単語は知っていたが、誰かの経験として聞くのは初めてだった。いや、本当にそういった
ことが行われていると正直なところ思えなかったのだ。だが、それは中学生の翼には仕方のないことかもしれない。
省33
[759]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:41:38 ID:4up+fnQs
翼「なんでやめないんだ?」
国立「悔しいとか、見返したいとか……色々あるけどやっぱりバスケが好きなんですよね。
でも、結局は我慢が出来なくて、1軍の練習に乗り込んだんです。紅白戦の最中に
横から飛び込んで、ボールを奪って、黒人も白人もとにかく抜いてゴールを決めたんです」
普段はどこか冷めていて、大人っぽい感じがする国立だが、昔のことを話しているせいか、
興奮気味に話す姿はいつもより幼く見えた。
省12
[760]TSUBASA DUNK:2008/10/29(水) 21:43:10 ID:4up+fnQs
国立「あとで知ったんですが、2軍が日本人ばかりなのは、もともとは日本人の親が、
子供が肉体的に勝る白人や黒人といっしょにやると怪我をするから別にしろって
言ったことから始まったんですって。厭味ったらしく『2軍』なのも日本人の親が
3,4軍じゃ許せないってワガママを言ってたかららしいんです」
翼「あ〜、ありえるな」
国立「まあ、アメリカってのは実力がある奴は誰だろうと受け入れる国ってことっすよ」
省5
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24