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【入学準備】TSUBASA DUNK3【はじめました】


[826]TSUBASA DUNK:2008/10/31(金) 01:43:03 ID:Y333vifs
千秋「あいつら、練習が楽しくて仕方がないって顔だな。初心者だけあって上達が早いからな」

百春「ああ。ところでよ、お前はなんでまたバスケに戻ってきたんだ?しかも、こんな初心者軍団に
   交じってよ」

千秋は本来ならもっと強豪高校で活躍していてもおかしくないくらいのプレーヤーである。しかし、
そのメンタルに問題があった。彼はカッコ悪いことが嫌いであり、中学時代に大敗していた試合の
途中で逃げ出して以来、ずっとバスケから遠ざかっていた。

千秋「まあ、友達がバスケをやりたいと言っているんだ。手伝ってやるのが友情だろう」

百春「なんか、嘘くせえな。どうせ、みんながバスケやってて寂しくなったんだろ」

千秋「ふん。お前こそ、なんで今更バスケなんだ?バスケから逃げ出したのはお前が先だろう?」

百春は超人的な跳躍力でリバウンドやブロックでは活躍できる才能があった。だが、それ以上に
すごい才能が彼にはあり、それは全くと言っていいほどシュートが入らないということだった。
1試合に何回かリバウンドやブロックで活躍するがシュートが全く入らない選手より、普通の
能力の選手の方が計算ができるという理由で監督は彼を使わなかった。そして、百春は中学での
バスケを諦めたのだった。

百春「まあ、こうやって適当にやるくらいならいいか、てな。シュートが入らないからって
   試合に負けることもないし、それを責める人間もいないからよ」

千秋(だが、これからはどうだか分からんぞ。あいつらもバスケが楽しくなり試合がしたく
   なるだろう。そのとき、お前のシュートが入らないことがどう影響するかは分からんが、
   決してプラスには作用しない。その覚悟がないなら、中学と同じことになる)

百春「うっし、俺たちも練習しようぜ」

千秋「ああ」



0ch BBS 2007-01-24