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1- レス

【頂上】キャプテン森崎28【決戦】


[258]2 ◆vD5srW.8hU :2008/10/31(金) 00:55:39 ID:???
両チームの選手達がベンチに引き上げる中、ミューラーは観客席の側に平伏していた。
そして周りの観客達のどよめきも気にせずミューラーの師匠が低い声で喝を入れる。

老人「…何故お前がゴールを割られたか分かるか」

ミューラー「…俺が未熟だからです」

老人「そうだ!おごりと自信、油断と余裕を取り違える事こそ正に未熟者の証!ワシはお前に技術と訓練を
文字通り叩き込んだ。だがお前には実戦経験による心構えが出来ていない。だからこそワシはお前が山を降り
クラブチームに所属する事を許さなかったのだ!分かったかミューラー!」

ミューラー「はい!」

老人「この世にゴールを奪われないGKが居るとしたら、それは何時如何なる時も
ミスをしないGKだ。そのミスの中には当然油断やおごりも含まれる。良いか忘れるな、
百獣の王ライオンは兎一匹を取るにも全力を尽くす!それを肝に銘じておけミューラー」

ミューラー「はい!」

老人「それさえ守ればゴールされる事は無い。よし、皆の所へ戻れ(ミューラーも若者。まだまだ精神面では甘さは消えぬわ)」

ミューラー「はい…」

涙を拭い立ち上がるミューラーとそれを見守る老人。この師弟の周りでは観客達が
口を挟めずに混乱していたが、誰も割り込む勇気が無かったのは言うまでもない。


0ch BBS 2007-01-24