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1- レス

【頂上】キャプテン森崎28【決戦】


[315]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/01(土) 15:04:38 ID:???
一方その頃の西ドイツJrユースの控え室は決して穏やかな雰囲気ではなかった。なにせ監督が怒号を上げていたのだから。

ギルド「…前半、お前達は何をしていた…?」

西ドイツメンバー「…………」

ギルド「シュナイダーは決定的なチャンスを2回も浪費し!マーガスはポストプレイを急造DFに封じられ!
カルツとシェスターは何度も主導権を奪われ、ミレウスとマックスはロクにフォローも出来ていない!
マイヤー、ハルドリッヒ、ハイン、マガトゥー!お前達の仕事は何だ、ゴール前にかかしの様に突っ立っているだけか!
そしてミューラー、あれだけ大きな事を何度も言っておきながらたった11分で失点とは良い身分だな!!ハァッ、ハアッ…」

息を切らす程一気に雷を降ろすギルドの姿には歴戦の猛者揃いの西ドイツJrユースの選手達も怯まずには居られなかった。
ミューラーは口をへの字に結び目を閉じ、DF達は悔しさに俯き、ミレウスとマックスは視線を逸らし、
シェスターは眉間に皺を寄せ、カルツは楊枝を苛立たしげに噛み締め、マーガスは両拳を握り締める。
その後数秒間続いた誰も発言できない空気を破ったのはやはりシュナイダーだった。

シュナイダー「おっしゃる通りです。このまま負けてしまえば、俺達は西ドイツサッカーの歴史に泥を塗る事になるでしょう。
だが、俺はおめおめとそんな恥さらしに成り下がる気はありません。そしてそれは皆も同じ気持ちでしょう」

ギルド「…ならばどうするつもりだ、シュナイダー。前半のままでは逆転できんぞ」

僅かに声をやわらかくしながらも厳しく問い詰めるギルド。ところがシュナイダーは平然と予想外の答えを返してみせた。

シュナイダー「いえ、前半のままで勝算が立ちます。何も変える必要はありません」

ギルド「なんだと!?」


0ch BBS 2007-01-24