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【最大の敵は】キャプテン・ブライト2【視聴率】


[43]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2008/11/06(木) 23:51:58 ID:j3K+xizM
萌絵「…嫉妬じゃないですけど。なんで先生、誠さんのことだけ、名前のほうで呼んだんです?」
犀川「伊藤くんって誰だっけ、って思う人が、いたからね。…読み返してみたら」

 犀川の前の席に座る、奈々&誠。それぞれ後ろを向く。
 奈々の瞳には、確かな意思のようなものが宿っていた。だが、まだどこか表情は晴れていない。
犀川「美島さん。7は、とても孤独な数字。孤独を背負う者は、必ず存在し続ける。多分、どんな集団にも」
奈々「でも、そういう『孤独』って、考えるだけで怖くなります。もし、誰かが孤独だったら、って」
犀川「うーん。…ねえ西之園君。11とか13を助けようと思ったら、どうする?」
萌絵「とりあえず13を助けるために1〜26までで、わけると…。17、19、23、が処理できませんね」

犀川「1〜100まで、では?」
萌絵(数秒間で)「できません」
犀川「1〜1000にまで、拡大しても?」
萌絵(考え込んで)「できませんね」
犀川「1〜10000までの数字を使ったら?」
萌絵「…ちょっと待っててくださいよー」(目を閉じて、本気で計算モード)

 奈々は、まるで天使を見るかのような瞳をしているが、誠には会話の内容からして理解できない。
誠「あのー。そのお姉さん、今、何してるんですか?」
犀川「さあ。僕にはわからないけど、多分、素因数分解じゃないかな」
誠「…ごめんなさい、算数はできますけど、数学は無理です」

犀川「まあ西之園君は検算役として…。絶対に無理なんだ。どこまで行っても。
  一つの自然数に対して、その2倍の数字の間には、必ず素数が入るから。
  なんていうか…必ずいるんだよ、孤独な者は。でも、それを気に病むことはない。まあそれだけの話さ」

萌絵(計算モード解除)「10000まで、でも、やっぱりできませんでした」
 優雅な笑顔と、正反対の、機械的な答え。
 彼女にとってこの程度の計算は、特に時間やエネルギィを浪費するものではないからだ。


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0ch BBS 2007-01-24