キャプテン森崎・番外編【ヨーロッパ大決戦！3巻】【2】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[530]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 21:02:59 ID:???
☆訂正
>>528さんの指摘通りなので
森崎
シュート16→18、ドリブル16→18
高杉
シュート15→16
高杉は使えないままという事で

[531]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 22:12:27 ID:???
試合を控えた最終日午後─

宿舎のミーティングルームに集められた全日本イレブン
そこには驚きの光景があった。

部屋の片隅にはグラサンに咥えタバコの男。
そして、中央に立つのは･･･

井沢「･･･し、城山監督！！」
滝「行方不明になったって聞いてたけど何でここに！？」
日向「き、吉良監督はどうしたんだ！！」

[532]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:11:12 ID:???
「･･･それについては私から話そう」

部屋の隅にいたグラサン男が語りだす。

片桐
「私の名は片桐宗政。
諸君らの前にこうしてハッキリと姿を現すのは、はじめてになるかな。
実を言うと、この遠征試合を組んだ人物とは、この私だ。」

一同「な、なんだってェ！？」

井沢「そ、それで城山監督が何故ここに？」
日向「き、吉良監督はどこに！？」
松山「い、一体、何故、俺達をこんな試合をさせに集めたんだ！？」

片桐
「･･･質問には1つ1つ答えていこう」

[533]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:23:09 ID:???
片桐
「まず、この遠征試合を組んだ理由だが･･･
一部の人間は知っているかもしれないが、
小学生全国大会以来、ひきこもりと化していた
大空翼に再起を促すのが目的だった。
つまり、かつてのライバル達である君らが集まり
世界の新たな敵が現れれば、
翼のことだ、きっとやる気を取り戻して
すぐにサッカー界に戻るに違いない、そう思って
我が片桐コンツェルンの財力に物を言わせて、
この試合を組んだというわけさ」
省3

[534]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:29:09 ID:???
片桐
「･･･そう、私の思惑通りに事は進まなかった。
結局、ヨーロッパ選抜チームとの戦いを控えた前日となっても
翼はここへは来なかった。」

滝「じゃ、じゃあ･･･今も翼は日本でひきこもって･･･！？」

片桐
「･･･いや、我が全日本選抜チームの宿舎である
『ここ』へは来なかったが
翼はフランスへはきている･･･」

岬
「一体、どういうことなんです？僕らにもわかるように説明して下さい！」

[535]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:37:55 ID:???
片桐
「･･･翼は確かにフランスへやってきた。
しかし、その誘いに応じたのは私ではなく
ロベルト本郷、あの男の為だ。」

森崎「な、なにィ！？」

片桐
「しかも、そのロベルト本郷が
何故だかはわからんが、ヨーロッパ選抜チームの監督に就任したそうだ」

片桐陽子
「前任の選抜チーム監督だったカルボナーラ監督が謎の失踪を遂げて、ね」

片桐宗政
「なんだ、いたのか陽子」

片桐陽子
「ええ、ずっと」

沢田
「まさか･･･苗字が一緒で、省8

[536]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:42:33 ID:???
森崎
「という事は･･･ヨーロッパ選抜に翼が加入する･･･
つまり、翼と戦うって事ですか？」

片桐（兄）
「そういう事になるな。
さらに、あの若林源三もヨーロッパ選抜に参入したとの事だ」

一同「な、なんだってェ！？」

三杉
「なんかもうヨーロッパ選抜とか関係ないじゃないですか･･･」

呆然とする全日本選抜一同であったが、そこへ日向が割って入った。

[537]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:50:45 ID:???
日向
「経緯は複雑だが、あの翼と若林相手に戦える事になるとは
俺にとっては願ったりかなったりだぜ、
今度こそ叩き潰してやる！
･･･で、吉良監督はどこに？」

沢田
「そうですよ、それならそれで指揮官である吉良監督が
何故、この場にいないんですか？」

片桐（妹）
「彼なら、この手紙を残して失踪したわよ」

吉良監督が残したという手紙を日向が奪い取る。
そこにはこう書き記されていた。

「ワシは真実の愛を見つけた。省15

[538]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/16(金) 23:59:02 ID:???
井沢
「で、代わりに城山監督が？」
高杉
「しかし、旅の前に聞かされた話じゃ、失踪したとか･･･」

片桐（兄）
「そこにいるのは外見はよく城山くんに似ているが
実は城山くんではない」

一同
「な、なんだってェ！？」

片桐（兄）
「彼は韓国サッカー界で活躍する
城山監督の遠戚の人物で、城（ジョウ）監督だ。
ただベンチに動かず座っているだけで
何の指導もせず、チームを連敗へと導く
『ソウルの動かない城』の異名を持つ名監督だ」

城監督省6

[539]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/17(土) 00:10:12 ID:???
片桐（兄）
「ぶっちゃけて言うとだな
俺の目的は翼の完全復帰！
その為に我が片桐コンツェルンの私財を投じて
遠征試合まで組んだんだ！
つまり、この試合で翼が負けて、
また落ち込んで、ひきこもってしまうような事態は
万が一にも避けたいのだ！
だから、ヘボ監督も用意した。
ヨーロッパ選抜への合流もスルーした。
だから、諸君らには明日の試合
絶対に負けて欲しい！！」

三杉「な、なんて人だ･･･翼くん1人のために
俺たちに八百長試合をやれっていうのか･･･」省4

[540]1 ◆BPXgDhLGHk ：2010/07/17(土) 00:11:39 ID:???
ガゴォン！

全日本選抜チームに「負けろ」を連呼する片桐（兄）は
突如、後から鈍器で殴られ気絶した。

殴ったのは片桐（妹）陽子さんである。

陽子
「･･･とまあ、兄は兄の思惑があったらしいけど
私も明日の試合に賭けてるのよね、裏社会のサッカー賭博で。
オッズ的に圧倒的に全日本の方が高かったから
ちょっと博打してみようかな～なんて」

森崎「ちょっと博打してみたって、そのまんまじゃねえか」

陽子
「だから、私に損をさせない為にも省14

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