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【さらば】キャプテン森崎29【友よ】
[128]2 ◆vD5srW.8hU
:2008/11/13(木) 12:20:48 ID:???
幸か不幸か、彼を責める者は居なかった。マイヤーがわき腹を抑え苦痛に呻いていたのもあるが、
それ以上にあんなシュートを防げる方がおかしい、と見なされたからだった。
ハイン「お、おい。マイヤー、ハルドリッヒ!大丈夫なのか?」
ハルドリッヒ「俺は大丈夫だが、マイヤーが…」
マイヤー「た、ただの打撲だ…大した事は無い…」
マガトゥー「それでも、もう交代した方が良いんじゃないか?」
ミレウス「そうだぜ。どうせ後数分間だしな…」
マックス「ケガを押して出続けても、もう意味無いだろ…」
誰とも無く電光掲示板に示された3−1のスコアを見て、西ドイツJrユースに重い絶望感と沈黙が漂う。
攻撃の主力として活躍してきたカルツ、シェスター、マーガスの3人も例外ではない。
マーガス「(俺の、俺のポストプレイが通じていれば…!)」
シェスター「(ニンジャ、恐るべし…俺では勝てなかった)」
カルツ「(くそ…せめてモリサキのスタミナが切れてくれれば何とかなったのに…)」
敗北。この重い二文字が脳裏にこびりつき、誰もが頭を垂らさずには居られない。
ザッ、ザッ、ザッ…
ただ一人の男、西ドイツゴール内のボールを拾い上げたカール・ハインツ・シュナイダーを除いては。
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0ch BBS 2007-01-24