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1- レス

【さらば】キャプテン森崎29【友よ】


[407]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 12:47:30 ID:???
ルーカス「おや、これは…妙なタイミングに失礼しましたロベルト・ホンゴー。貴方もスカウトの最中だったとは露知らず」

ロベルト「いえ…貴方も、と言う事はまさか森崎を…」

ルーカス「YES!私はユーゾー・モリサキにパルメイラスのジュペニール、つまり15〜17歳のチームに入って欲しいのです!」

森崎「俺が…ブラジルのクラブチームに…」

夢にも思っていなかった話にさしもの森崎と言えども圧倒され、思考が麻痺しかけてしまう。
森崎はまだ何処の高校を受験するかも決めておらず、なんとなく地元の南葛高校が良いかなと思っていた位だった。
西ドイツに渡れた若林やブラジルに行くつもりの翼を羨ましいと思った事はあったが、
現実的にそれらは金持ちの家に生まれた上に特殊なコネがある彼らしか見る事を許されない夢だと割り切っていた。

だがたった今、現実としてブラジルのクラブチームからスカウトが来ている。ロベルトの反応を見る限り
正真正銘の本物のスカウトであって詐欺等ではないのだろう。それがますます森崎の脳をかき乱す。

パニックを起こしかけた森崎と、驚きから覚めなんとも言えない表情になった翼の視線が交差した。

森崎「………」

翼「………」

数秒後、ルーカスと向かい合った森崎は普段の落ち着きを取り戻していた。

森崎「ルーカスさん…でしたね。お世話になりますよ」

迷いの無い瞳で即断即決。いかにも森崎らしかった、とは当時の全日本Jrユースメンバーの内の一人の談である。


0ch BBS 2007-01-24