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【さらば】キャプテン森崎29【友よ】
[452]2 ◆vD5srW.8hU
:2008/11/21(金) 15:10:13 ID:???
三杉は言葉を切り、弥生に微笑みかけた。弥生が(森崎の策略に騙され)三杉に
下剤を盛って以来一度も向けられた事が無かった優しく、暖かく、美しい微笑を。
弥生「!?」
三杉「これは全て君が僕の側に居てくれたお陰だよ。有難う、弥生」
弥生「いいいいえええええええ、そそそそんな、わわたわたしはただただただキャプテンのためっ、ために…」
憧れ続け、求め続けてきた人が初めて心からの笑顔と言葉をかけてくれている。
一生報われる事は無いだろうと悲観していた想いが初めて応えられている。
この時の弥生は可哀想なほどに舞い上がってしまい、完全に三杉に主導権を握られてしまっていた。
三杉「ハハハ…落ち着いて。まずは深呼吸をしようよ」
弥生「はっ、はひっ…はぁ、ふぅ、はぁ、ふぅ…」
三杉「それと…ここには僕達二人しか居ないんだから、キャプテンじゃなくて良いよ」
夢なら永遠に覚めないで!それが弥生のこの瞬間の心境だった。
弥生「は、はい…ええ!じゅ、淳!」
敬語を使わずに済む。名前で呼べる。たったそれだけの事がどれ程幸せな事か、弥生はこの時学びそして
一生忘れる事は無かった。何故なら、これが彼女が三杉を呼び捨てに出来た最初で最後の瞬間だったから。
三杉「違うだろう、弥生?」
弥生「えっ…」
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0ch BBS 2007-01-24