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【さらば】キャプテン森崎29【友よ】


[504]2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:42:26 ID:???
呆気に取られた森崎を尻目に中山は駆け出した。足下のボールと共に。杖を使わず、自らの足で。

中山「待っているぞ、森崎!3年後の全日本ユース合宿で、また会おう!」

そのドリブルは森崎から見れば下手だった。Jrユース大会では雑魚以下とされただろうし、
かつての中山自身のドリブルにあったキレや優雅さは影も形も無かった。

だが、今この瞬間の中山のドリブルを止める事は誰にも出来ないだろう。森崎は何の根拠も無くそう思った。

森崎「ハッ…バ、バカヤロー!!治ったんならさっさと言え、今の今まで心配していた俺はなんだったんだー!
このスカポンタン!そんなお子様ドリブルが世界に通用すると思ったら大間違いだぞー!ちゃんと練習しやがれえっ!!」

翼「おい、森崎!バスが来たぞ、早くしろ!」

森崎「なにィ!てめえの都合で時間潰させやがった癖に…どいつもこいつもバカばっかりだ、畜生!」



数分後、森崎と翼はガラガラのバスに乗っていた。事実上の貸切状態なのを良い事に
お互い通路の反対側の二人用の椅子を一人で独占している。

翼「さっきはなんだったんだ?急に叫びだしたりして」

森崎「ふん、なんでもねえよ。お前こそ一体何の話だったんだ?」

翼「…ケジメをつけただけだよ」

森崎「ケッ…そうやって女に現を抜かしていやがれ。ブラジルで通用しなけりゃさっさと日本に帰って再会できるぞ」

翼「何を言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえないって、自覚してるのか?」

運転手「(なんだこのやかましいガキどもは。あ〜あ、朝から厄介な客乗せちまったぜ)」


0ch BBS 2007-01-24