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【最恐の姉】TSUBASA DUNK 5【降誕しました】


[495]TSUBASA DUNK:2008/11/24(月) 19:34:48 ID:ARgqkVR2
放課後の美術室で、舘嶋は油絵を描いていた。バスケ部と簿術部を掛け持ちしている彼は、基本的に
バスケ部の練習に参加するが、気が向いた時にバスケ部を休み、美術部に参加していた。

舘嶋(この前の部内戦、翼のダンクは美しかった)

しばらく美術室に顔を出していなかった舘嶋をキャンバスの前に縛りつけているのは、先日の
部内戦で翼が見せた、ダンクシュートのイメージだった。

舘嶋(あんなにいい映像を間近で見られるなんて、海南に入ってよかった……よかったじゃないか。
   それなのに、なんでこんな悔しいんだ?)

舘嶋は悩んでいた。チーム内での自分の立ち位置に。今の自分は翼の劣化版でしかない。翼に
勝てるのは3Pシュートが打てるってだけだ。それだって1試合に何本も打つ訳じゃない。

舘嶋(俺は、なんだかんだ言ってもバスケが好きなんだ。絵を描くためにバスケをやるんじゃない。
   絵を理由にやらないと本気になっ時に誰かに負けて傷つくのが怖いんだ。でも……)

舘嶋は描いていた絵に大きく×印をつけると、体育館に向かって走り出した。

舘嶋(負けたくない。俺は負けない……翼にも、誰にも!)


0ch BBS 2007-01-24