【最恐の姉】TSUBASA DUNK 5【降誕しました】

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[726]TSUBASA DUNK：2008/11/28(金) 00:50:29 ID:YSVTAi36
翼は牧の言葉について考えていた。

翼「……そうですよね。練習してきたのに、入ったばっかの俺たちに負けたら傷つきますよね」

牧「おっと、翼。同情なんてするんじゃないぞ。俺たちは誰もがレギュラーを目指し頑張っている。
　　勝った者だけがレギュラーに近づく。負ければ遠のき、プライドは傷つく。だが、それを承知で
　　みんな競い合ってるんだ。誰が同情なんてできる」

翼「……」

牧「そして、俺たちレギュラーはそう言った感情の上に成り立っている。お前もレギュラーを
　　目指すならそれを忘れるな」

翼「……はい」

翼はスポーツの厳しさを再確認していた。

翼（中学の頃は、そんなこと考えたこともなかった。レギュラーになるってことは、レギュラーに
　　なれない部員の気持ちの上に存在するんだ）

誰かの犠牲の上に、中学時代の自分がいたことに気付き、小さくショックを受ける。

翼（でも……それでも、俺はここ海南でレギュラーになりたいんだ！）

こうして、翼はレギュラーの座獲得への想いをさらに強くしたのだった。

前次写

0ch BBS 2007-01-24