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キャプテン森崎外伝スレ3
[382]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:56:55 ID:???
片桐「今回の任務は隠密潜入だ
敵に見つかってはならない。潜入の形跡も悟られてはいけない。
分かるか?
それが隠密部隊『SOX』の特殊任務だ。
つまり、武器も装備も現地調達・・・食料もだ。
まさに丸裸、ネイキッドの状態だ。」
シュネーク「楽しいキャンプになりそうだな。
で、食料はどうやって調達すればいい?」
片桐「サバイバルサッカーボールと
麻酔針つきサッカーボールを用意した。
省10
[383]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:57:41 ID:???
バックパックの回収が終わると、まるで見ていたかのように通信が入る。
片桐「バックパックは回収したようだな。」
シュネーク「ああ、だが武器は麻酔針付きフットサル用ボールだけか?」
片桐「サバイバルサッカーボールもあるだろう?」
シュネーク「ナイフの柄が刺さったボールのことか?
こんなものどこのどいつが作ったんだ?
完全に悪ふざけの結果じゃないか!?」
片桐「そういう文句はもっと上に言ってくれ。
省7
[384]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:59:00 ID:???
片桐「単独での隠密行動が『SOX』の基本戦略だ。
決して痕跡を残してはならない。
持ち込んだ武器、装備、足跡、汗、排泄物に
至るまで・・・銃弾もな。
そこはすでにサンパウロFCの私有地だ
部外者ましてや外国人が存在してはならない
国際問題になる。」
誰にも見られてはいけない。
君の存在を悟られてはいけない
それがステルス任務だ
シュネーク、そこでの君は文字通り
『空気』なんだ。
省26
[385]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:59:39 ID:???
片桐「敵の捕虜になったときに使うんだ。
打ち所がよければ、しばらくの間仮死状態になる。」
シュネーク「打ち所が悪ければ?」
片桐「死ぬ、だろうな。」
シュネーク「・・・で、うまく仮死状態になったとして
生き返るには?」
片桐「蘇生薬を飲めばいい。」
シュネーク「作戦前に八重歯に仕込まれたアレか。」
片桐「そうだ。だが気をつけろ。
長く仮死状態でいすぎるとこちらの世界へは
省16
[386]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:00:08 ID:???
片桐「紹介しよう、今回の任務で君の体調管理と
作戦記録を担当するスタッフだ。
彼女もSOXの一員だ。」
女性スタッフ「こんにちは。私は片桐。
よろしくね。」
シュネーク「片・・・桐・・・?」
片桐?「ここにいるコードネーム吉良監督の妹よ。」
シュネーク「紛らわしいから下の名前を聞きたいところだな」
片桐妹「・・・うーん、そうね。陽子。陽子でいいわ」
シュネーク「分かった」
[387]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:00:46 ID:???
片桐「シュネーク、それからもう一人紹介したい人がいる」
シュネーク「?」
片桐「お前は大友中だったな、
それならポストよりも頼りになる選手に送られる
称号ザ・ポストを持つ選は知っているな?
お前の先輩でもあり、伝説の選手兼戦士・・・
彼が『SOX』のミッション・アドバイザーを務めてくれる。」
シュネーク「まさか・・・中山さんが?
南葛戦の最中に亡くなったはずじゃあ・・・」
片桐「そう、そのまさかだ
省9
[388]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:01:29 ID:???
シュネーク「・・・」
中山「返事をして、声を聞かせてくれるか?」
シュネーク「ああ、1ヶ月と13日18時間ぶりだ。」
中山「少し痩せたようだな。」
シュネーク「声だけで分かるのか?」
中山「分かるさ、お前のことだから」
シュネーク「ああ、だが俺には中山さんのことが分からない
突然試合中に死んで、そして目の前に再び現れている。
何で俺には教えてくれなかったんですか?」
中山「極秘情報だったんだよ。
省10
[389]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:02:02 ID:???
シュネーク「確かに技術は。
しかし、選手としての精神は―」
中山「選手としての精神?
それは教えられない。
心技体、その中で他人から教わるものは技術しかない
だが、技術なんて重要じゃない。
一番重要なものは心だ
だが、それは自分で学んでいくものだ。
選手が個人的な感情でプレイするのは御法度だ。
対戦相手はその都度違う。
それに自分も相手も人間、日によっても実力は変化する
省37
[390]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:02:39 ID:???
中山「いいか、瞬。このミッションもサッカーと同じだ。
今、日本では世界Jrユースに向けての合宿が始まっている。
だがブラジルユースもこの大会に参加しようとしている。
日本が優勝するためにもこの作戦は成功させなければならない。
分かるか?」
シュネーク「・・・はい。」
中山「瞬、これからお前は自分の感情とチームや組織の利害とで
悩むことがあるだろう。
その時は迷わず個を捨てろ。分かったな?」
シュネーク「・・・」
省6
[391]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:03:19 ID:???
シュネーク「分かった。中山さん、あなた以上に心強い人はいない
それと・・・
また声が聞けてうれしい。」
中山「そうだな、本当に死んでてもおかしくなかったからな
シュネーク、お前のスピードはなかなかだが
今回は潜入任務。俺がお前に教えたQBKが役に立つはず。」
シュネーク「QBK、クイック・ボール・格闘術か・・・。
中山さんが編み出したサッカーの動きを取り入れた
格闘術・・・
省8
[392]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:03:48 ID:???
シュネーク「中山さんは今どこに?
片桐さんの側か?」
片桐「彼は今、とある医師のところで治療を受けながら
無線で参加している。
さすがにな。
それでは最初の話に戻るが、
君の任務の目的はロベルトの奪還だ。
ロベルトはサンパウロFCの合宿場で監禁されている。
今日は試合の日だから人員はスタジアムに行っていて
少ないと思うが十分注意を払うように。
極力戦闘を避け、見つからずに行動するんだ。
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0ch BBS 2007-01-24