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キャプテン森崎外伝スレ3
[9]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:25:35 ID:???
ゴワンッ!
「痛ッ!」
打った額を押さえて呻くまさに不遇な男、松山光。
ツツと額に血が流れたのを悟ると、ズボンのポケットに止血できるものがないかと探しだす。
「あれ…なんだこれ?」
ティッシュかハンカチかと期待した彼の手に握られていた物。
それは丁寧に作られたお守りだった。
「洩矢…どう読むんだこれ?いやそれより」
(このお守り…いつポケットにしまったっけ?)
そうひとり呟いた松山の額から止める間もなく
「あっ!」
省1
[10]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:26:57 ID:???
慌てるのも遅い。
血でお守りを汚してしまったことにかすかな罪悪感と、このお守りの神様にすまないなと思うと
「う、うわっ!?」
強い風が吹いた。
突然吹きつけられた、目を開けられないほどに強い風。
いくつかの持ち物が吹き飛ばされるのを感じ取るが、その中でなぜだかお守りだけは離せずに、腕で顔を庇って風に耐える。
しばらくして風が収まるのを感じて、目を開けると。
「……?!”へ!?」
そこには見知らぬ場所があった。
省8
[11]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:28:49 ID:???
ひとまずこんなところです。あとになってレナートさんのところを読んだのですが
先にどんなものをやるかを明記しておくべきでした。ごめんなさい。
見ての通り松山のお話ですが、続けるかどうかは保留です。
[12]TSUBASA DUNK:2008/11/27(木) 01:32:59 ID:???
ついに松山主人公の物語がきましたね!自分のペースで頑張ってください。
[13]森崎名無しさん:2008/11/27(木) 01:33:38 ID:???
投票とかなかったらいいんですけど、そうでなかったらageたほうがいいと思いますよ。
内容については続きが気になる、ですね。ここで止められてはどうにも。
[14]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:57:42 ID:???
風が吹いたら目を開けたらぜんぜん見知らぬ場所でしたBy松山光
松山「ここここ、どこですカ?」
返事など期待もせず口から出たぼやきであったが
???「ここは…洩矢神社ですけど…」
予想外の返答に松山が身を硬直させる。
おそるおそる、声のしたほうを見ると、腋の露出したデザインの巫女服を着た少女がいた。
深呼吸とかしてると、松山の動転してた気持ちも落ち着いてくれた。少女を見る。
松山「うぁ…」
省20
[15]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:01:55 ID:???
松山が呆けてると、数人くらいの急かした足音が聞こえてきた。
???「うわーほんとに外来人が来たぁ!」
最初に出てきたのは蛙…と言う他ないモノを頭につけた年下の少女。
???「へー、ちゃんと成功したのね……」
次に出てきたのは、大きな縄を身につけた年上の女の人。
食い入るように自分を見てくる強烈な視線に、松山が困りだした頃、さっきの巫女さんも出てきた。
???「八坂様、洩矢様、その子困ってますよ」
省4
[16]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:04:09 ID:???
早苗「はじめまして、外来人の方。東風谷 早苗です。お招きに応じてくださり有難うございます」
松山「お、お招き…?あ、いやそうじゃない」
早苗の礼儀正しい挨拶に、松山も慌てて自己紹介をしようとする。
松山「俺は、ま…」
???「はいはい、いろいろと話すこともあるし移動しましょう」
早苗「あ、待ってください八坂様」
???「ほら、いくよ?」
松山「あ、ちょっと…わかったよ」
省4
[17]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:08:40 ID:???
松山が三人に先導されて社務所の中で辿り着いたのは、ゆったりとした広い間取りの部屋だった。
松山「(おかしいな…外からはこんな大きな部屋あるように見えなかったんだけど…)」
部屋に備えられている食卓に、早苗以外の2人が座って、松山もその向かいに座れと呼びかける。
立っていても仕方がないので松山が座ると、早苗が静かに出ていって、盆にお茶と茶菓子をのせて戻っ
てきた。
早苗「どうぞ」
???『いただくね』???『いただくわ』
省14
[18]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:10:01 ID:???
???「それじゃ、自己紹介するね」
松山「あ、ああ」
すっかり場の雰囲気に呑まれてたなと松山は自分を落ち着けた。
松山「俺は松山…光です…だよ」
諏訪子「私は洩矢諏訪子。坤を創造する神様だよ」
松山「そそ、そうなんだ。諏訪子ちゃんはかみさま、…神様って?」
神奈子「私は八坂神奈子。そっちの諏訪子とはちょっと縁深い…乾を創造する神よ」
[19]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:13:12 ID:???
松山「……」
早苗「八坂様、洩矢様」
神奈子諏訪子『何々?』
早苗「この子の顔が面白いです」
諏訪子「おもしろいね!」
神奈子「しばらく放って…そうね…早苗が耳に息を吹きかけてみたら?」
松山「?……っ!!?」
早苗「え…あ、はい…じゃぁ」
その時の松山は日本代表DF中里すら上回る俊敏さを見せたという。
四肢の筋力を総動員して床を蹴り、壁も蹴り、天井まで蹴り、近づいてきた早苗から距離を取った。
省6
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0ch BBS 2007-01-24