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【刃物メイドの】キャプテン霧雨Destiny6【憂鬱】


[994]987ことキャプテン・パプワ:2008/12/05(金) 19:31:14 ID:???
勝手に埋めさせていただく!!

***
ちょっとした気晴らしに公園を散歩することにした魔理沙は共同生活のテントを出ると、誰も
ついてきていないことを確認した。

魔理沙(うるさいのについてこられるとリフレッシュも何もあったもんじゃないからな)

こっちの世界にきてから「ひとりの時間」が少なかったことを思い出し、少しだけ自由を楽しむ
ことにしたのだった。

公園内には様々な人たちがいた。手をつなぎ体を寄せ合い、1.8人分くらいの体積になって
歩く若い男女。ゆっくりとした動きで体を動かす老人たち(舞?武道の型?)。演劇やダンスに
励む若者たちの群れ。若い女性が押す小さな車に乗った赤ん坊を見たときは思わず魔理沙でさえ
頬を緩めた。他にも犬を連れた中年女性やベンチで新聞を被って寝ているスーツ姿の男性など
多様な人たちに囲まれると、服装の奇異な彼女ですら景色に溶け込んでいるように見えた。
彼女はそれを心地よいと感じた。

魔理沙(ここに来てから、どっちの世界の人間とか、サッカーが強い弱いとか、人を区別する
    ことに慣れていたぜ。でも、いつまでこっちの世界にいられるか分からないが、こうやって
    空気の一部のように存在できることが嬉しいと感じるなんて)

魔理沙は思った。「自分がこの世界に慣れたのだろうか。それとも、この世界が自分を受け入れて
くれたのだろうか」と。「きっとその両方なのだろう。もしかしたら、どちらでもなく、ただの
気のせいかもしれない」結局、彼女はそういう結論に達した。

魔理沙「ちっ、私としたことが。柄にもないこと考えちまったぜ」


0ch BBS 2007-01-24