【レギュラー争い】TSUBASA DUNK 6【始まりました】

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[990]TSUBASA DUNK：2008/12/25(木) 19:34:00 ID:JbMAJiuc
克巳はまずは相手の実力を見極めようと、守りの姿勢を見せる。克巳に攻める気持ちがないことを
察した凉子が攻撃のために闘技場の対角へと駆ける。

凉子（ま、攻めてこようが攻めてこまいが私から仕掛けるつもりだったけどね）

克巳（俺はもう相手を侮ることはしない。全力で君の実力を見極めるッ！）

数ヶ月前に行われた『最強トーナメント』で相手を見下したあまり、ヤクザに不覚を取りそうに
なったり、中国拳法を相手に１撃で伸されたりという経験が彼に受けを教えた。

克巳（敵を知れば百戦危うからずってね）

数メートルの距離を一気に凉子が詰める。克巳の２ｍほど手前から横に回転しながら跳ぶと
回し蹴りを放つ。体格、パワー、スピード全てが男性である克巳に劣る彼女にとって、その
全てをカバーしつつ、また受けられても反撃もされにくい、最良の選択でると凉子は自負できた。

克巳（なるほど、現状をきちんと分析は出来ている。身体能力も女性にしては最高レベルだろう。
　　　そして、攻撃にはかかとや肘、膝を使うタイプか。足りないパワーを硬さで補う。ウチの
　　　女子部の連中にも見せてやりたいくらい、効果的な打撃だ）

凉子の蹴りが届くまでの一瞬で克巳はそこまで考える。そして、蹴りに合わせて自身の体を
回転させる。やや後ろに跳びながら。

克巳「（だが、甘い！）これが愚地克巳式『回り受け』だ！」

克巳の父独歩が得意とする回し受け。両手を体の前で回転させ、どんな打撃をも打ち落とす。
その守備力の高さから「愚地独歩の前ではカメハメ波すらも無効化する」と言われる。そんな
回し受けを克巳なりに改良させたのが「回り受け」である。

前次写

0ch BBS 2007-01-24