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【新章】キャプテン森崎30【新天地】
[106]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:29:26 ID:???
森崎「(出たな、カルロス・サンターナ!…ん?あいつ、何持ってるんだ?)」
オレンジに近い茶髪が軽くアフロになった少年が静かな自信のオーラと共に監督の後をついてくる。
彼は右腕にキャプテンマークを付け、左肩にフラメンゴのロゴが入ったスポーツバッグをかけ、
更にどういう訳か右手には見るからにボロボロで使い古されたボールをネットに入れて下げていた。
カルロス・サンターナの後には金髪の白人少年と黒く長い髪の黒人少年が続いていた。
省56
[107]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:34:21 ID:???
パルメイラス修行編:2年目3月その8
>A ここは黙って成り行きを見守ろう。
森崎は口を挟まず周りのやり取りを観察する事にした。すると早速一つおかしな事に気付いた。
森崎「(ん…?ネイのあの表情、なんだ?何時もと違うぞ?)」
ネイは笑顔だった。しかしその笑顔は何時ものニヤニヤ笑いとは程遠い、侮蔑と嫌悪を
半々で混ぜた敵意たっぷりの奇妙な笑顔でありネイの端整な顔を不気味に歪めていた。
省31
[108]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:36:35 ID:???
ジェトーリオ「またまたぁ〜、そんな事言っちゃって〜。相変わらず素直じゃないんだから〜♪」
ネイ「俺は素直だぜ?それと近寄らないでくれ、ゴキブリの臭いが移ったら女の子に嫌われるからな」
ジェトーリオ「大丈夫!僕は君に会いたくって念入りにコロンをつけてきたんだよ」
ネイ「それは悲劇だな。歩く排泄物につけられるなんて、どんな安物コロンにも残酷すぎる仕打ちだ」
省37
[109]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:52:47 ID:???
トニーニョがネイをたしなめ、サンタマリアがジェトーリオを叱り付けた事で秩序が回復しつつも
険悪なムードが流れ始める。ところが次のカルロスの発言で場の空気は一変した。
カルロス「そうだぞジェトーリオ、俺達はプロのサッカー選手なんだ。それに彼らとは3年後の
ワールドユースでもチームメイトになる可能性が高い。無意味に関係を悪化させるんじゃない。
省45
[110]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:53:32 ID:???
A 「な、なあ、アーサーって…そのボールの事か?」
B 「さ、さあ、ネイ!トニーニョ!アップを始めようぜ!」
C 「凄いな…お前、ボールと会話出来るのか!」
D サンタマリアに同情の視線を向けてみる。
E 見ざる聞かざる言わざる見ざる聞かざる言わざる!
capmori
にて
☆2008/12/26 13:00:00☆ から投票期間を設けます。
省13
[111]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:54:28 ID:???
パルメイラス修行編:2年目3月その9
>D サンタマリアに同情の視線を向けてみる。
森崎「(ジェトーリオはよく分からんがトラブルメーカーらしい。そしてカルロスはボールと
会話する男か…じゃあ、間に挟まれたコイツはどうなんだ?)」
森崎は変人に向ける視線をサンタマリアに移した。サンタマリアはもう一度ため息をつき、
それから森崎と視線を絡み合わせる。その瞳には複雑な疲れがこもっていた。
省45
[112]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:55:12 ID:???
ゴクリ…
監督の脅迫めいた台詞に誰かが唾を飲み込んだ。その音が聞こえた訳では無いが、
誰もが緊張を露にした真剣な表情になる。ネイやトニーニョ、そして当然森崎も例外ではない。
森崎「(逆に言えばここで活躍すれば俺が正GK確定って事だろ…やってやろうじゃねえか!)」
監督「ではスタメンを発表する。今日は4−4−2で行くぞ。FWは左にオルヘス、右にレネ!」
オルヘス・レネ『はい!』
省35
[113]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:56:34 ID:???
ざわっ…!
森崎「(な…なにィィイイ!?)」
ネイ「(え?モリサキじゃないのか?)」
トニーニョ「(…もしや…あり得るな、おおいに)」
サルサノ「…えっ?」
チーム内が驚きに固まり、選ばれた当人のサルサノでさえ声を失う。
しかし監督はそんな雰囲気には構わず喝を飛ばした。
監督「返事はどうした、サルサノ!」
サルサノ「は、はいっ!」
省29
[114]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:57:59 ID:???
パルメイラス修行編:2年目3月その10
>A 納得できん!抗議する!
森崎「監督!」
監督「!」
ネイ「(あ〜、やっぱり爆発した)」
トニーニョ「(早速俺の仮説を確かめられそうだな)」
森崎「俺はもう数ヶ月前から一番多くの出番を得ていました!そしてそれに見合う結果も態度も
見せてきたつもりです!それなのに、何故この大一番で俺がスタメンじゃないんだ!」
ざわっ…
省24
[115]マロン名無しさん:2008/12/28(日) 18:58:52 ID:???
ここまで言われては森崎も拳を震わせながらも押し黙るしかない。
そして屈辱と怒りに震えながら必死に自分を抑え始めた森崎は気付けなかった。
スタメンキーパーに抜擢されたサルサノが喜ぶどころか、真っ青になって震えていた事に。
そしてチームメイト達が一斉に彼から視線を背けやりきれない顔になった事に。
サルサノ「そ、そんな…!」
こうして妙な雰囲気の中、パルメイラスのキックオフで練習試合は始まった。
ピィイイイイイイイイイイ!
省18
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0ch BBS 2007-01-24