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【新章】キャプテン森崎30【新天地】


[22]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:56:02 ID:???
パルメイラス修行編:1年目9月その8
>A 「陽子さんはどうしてこの仕事を始めたんだ?」

陽子「え?私?」

森崎「うん。日本サッカーを変えたくて働いているみたいだけど、何か理由とかあるのかなって」

予想外の質問だったのか陽子は頬を指で数回つつき、それから口を開いた。

陽子「そうねえ…今までの日本サッカーって、世界から見ればお世辞にも褒められない
レベルだったでしょ?ワールドカップに行った事もないし、プロリーグも無いわ」

森崎「ああ…そうなんだよな」

陽子「海外でプロになった選手もごく僅か。ちょっと前にサントスでプロ契約した
日本人選手が居たんだけど、戦力外呼ばわれされた挙句別のチームに放出されたそうだわ。
いわば日本サッカーは、土台すらとぼしい、殆ど何も無い状態なのよ」

森崎「確かにな」

日本サッカーの現状を淡々と語る陽子に森崎も返す言葉を知らず、ただただうなずき続ける。
ところが次の瞬間陽子は急に瞳を輝かせ始め、森崎は目を白黒させる羽目になった。

陽子「それって、素敵じゃない?」

森崎「へ?」

陽子「だって、ゼロなのよ?何も無いのよ?先人達の功績に頼らず、しがらみや利権に縛られずに
自分に何を出来るか挑戦出来るのよ。失敗したって今より悪くなる事は無い上、
成功すればこの上無い充実感を味わえる筈よ。私はね、後々のサッカー選手や関係者に
言わせてみたいの。日本サッカーの黄金時代の幕開けに立ち会えなかったのが残念だって!」


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0ch BBS 2007-01-24