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【今度こそ】キャプテンブライト3【1000レスへ】
[219]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2009/01/08(木) 22:06:17 ID:rYNZJrA+
瀬戸口「ははっ。連邦軍は相変わらず、面白いね。…お?」
瀬戸口が視線を捕まえた。謙信が、ジッと見ているその先に…舞の腰に下げられている長剣があった。
瀬戸口「…舞ちゃん、舞ちゃん」
芝村 舞「どうした? ん? おお。そなたは、コレが気になるか」
謙信「……。こくり」
下げられていた長剣を、鞘ごと無造作に引き抜いて。舞は謙信に渡した。
それは鞘とともに、模造品ではあるが黄金と宝石で飾られている。
芝村 舞「『超硬度カトラス』だ。形はカトラスだが…製法は日本刀そのものだな。
儀礼用としても使うが、自衛軍、戦車部隊の標準装備だ。…恐らく、そなたの剣のほうが数段優れていると思うが」
謙信は鞘から抜いて数秒間、観察した後。鞘に戻し、頭を下げて、舞にカトラスを返した。特に意見は言わない。
芝村 舞「そなたの剣の技術、素晴らしいものがあった。回転し鞘を使ったりと。あの程度ならば、私もできるとは思うが。
シュートに使った時の技は凄まじかったな。あちらは、真似できそうにない」
謙信「……。技が。可哀相だ」
芝村 舞「ほう?」
謙信「私は、不甲斐ない。先人たちが編み出した技が、こんな私に使われていると思うと。哀れに思える…」
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0ch BBS 2007-01-24