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【炎の盾は】ファイアーモリブレム4【誰の手に?】
[433]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2009/01/18(日) 23:08:35 ID:???
マリオネス「う…うう…」
ミネルバ「そう落ち込むことはあるまい。この城を守るお前の直属の部下は優秀なのだろう?
ここでマルス王子を仕留めればいいだけのことだ。何も難しい話をしているわけではない」
マリオネス「我々の部隊だけであの連合軍を迎え撃てと!?そんな無茶な…」
ミネルバ「まぁ、せいぜい頑張るがいい。我々は先にこの城を離れる。
…武運を祈っているぞ、マリオネス将軍」
そう言うとミネルバはマリオネスに背を向けて部屋を出ようとする。
マリオネス「ま、待って下さい!どうか!どうかマケドニアのご慈悲を…!」
マリオネスは膝をつき頭を下げて哀願する。ミネルバは少し考えた後、腰にさしていた槍を引き抜いた。
ミネルバ「…この槍を預けておく」
マリオネス「こ、この槍は…」
ミネルバ「せいぜい足掻いてみせるがいい。そしてその手で失ってきた部下達に償いをするのだ」
ミネルバからマリオネスに渡された槍。銀色に彩られ、極限まで研ぎ澄まされた刃が怪しく光る。
マリオネス「ミ、ミネルバ将軍…」
ミネルバ「(国の…兄上の命令がなければ、私も手を貸していただろうに)」
ミネルバは今度こそ部屋を出て、城内の庭に待機していた飛竜にまたがるとはるか空へと舞い上がっていった。
ミネルバ「(兄上らしくもない。なぜこんな稚拙な作戦を展開する…?まるでわざとこの城を明渡すかのような…)」
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0ch BBS 2007-01-24