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【大口叩くと】森崎が幻想入り 6話目【ダイス行き】


[926]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/02/15(日) 22:57:32 ID:vZSc48Fo
そして、観客達の喧騒から少し離れた人気の少ない隅の方でも、また別の女性が二人、静かに佇んでいた。

???「ねぇ幽々子。どうだった?」

幽々子、と呼ばれた桃色の髪の女性がゆっくりと振り向く。その動き、挙動の一つ一つが言い様の無い気品を感じさせる。

幽々子「そうねぇ。……確かに、あれなら妖夢が負けたというのも頷けるわ。……そういう貴方は?」

???「面白いわよね、彼。……ちょっかい出してみたいけど、出したらあの吸血鬼に怒られちゃうかしら? ああ怖い怖い」

やだやだ、ともう一人の女性が両手を方の高さまで上げる。もう一人の女性とは対照的に、挙動の一つ一つが非常に胡散臭い。

幽々子「そんな事言っておいて。結局出すんでしょう?」

???「……やっぱり判る?」

幽々子「判るわよ。一体何年貴方の友人をやっていると思うの?」

扇子で口元を隠し、上品に笑う幽々子。

???「さあね、忘れちゃったわ。……さて、見るべきものは見たしそろそろ退散しましょうか」

一陣の風が吹く。

その風が通り過ぎた頃には、すでに二人の姿はそこから魔法のように消え去っていた。



0ch BBS 2007-01-24