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1- レス

【恋の】ファイアーモリブレム5【鍔競り合い】


[653]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/02/07(土) 23:44:52 ID:???
こうして肩を並べながら森崎たちがオレルアン城に戻っていったころ。
アカネイア同盟軍のメンバーは各々行動をしていた。

マルスはシーダ、ハーディン、ニーナと共に交流会の準備を進めていた。

マルス「うん、よし。これで会場の手配は全て完了だ」

ハーディン「ご苦労だったなマルス王子。しかし会場の準備くらい部下にやらせても良かったのではないか?」

マルス「いえ、これぐらいは自分でやらないと。いつもみんなには苦労をかけているから」

ハーディン「…マルス王子は不思議なお方だ。その優しさに数々の人が魅了されてついていくのだろうな。
      それが王子の強さであり、魅力でもあるのだろうな」

マルス「私は…優しくなどありません。ましてや強いなんてとんでもないことです」

ハーディン「謙遜はよしてくれ。その力で貴公はあのマケドニアの重将軍を打ち破ったのだぞ?」

マルス「あのとき、マリオネスを倒したのは、大儀でも名誉でもない。私個人の憎しみでした。
    父上への屈辱を聞いて、深い憎しみに囚われてしまった。
    ハーディン公には憎しみからは何も生まれないなどと生意気なことを言ったばかりなのに…」

ハーディン「いや、それでいいのだ。マルス王子よ。人間誰しも憎しみの感情はある。
      いや、無くてはならないのだ。誰かを憎むと言うことは別の誰かをいとおしく思うことでもあるのだからな。
      貴公が父親をいとおしく思う気持ちが、マリオネスを倒す力にもなったと言うことなのだから」

マルス「…ハーディン公に言っていただけると、安心です」


0ch BBS 2007-01-24