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【ペテン師の】森崎in異世界2【猪狩り】


[483]キャプ森ロワ:2009/03/14(土) 12:36:00 ID:cPfmd52o
A 違うな…誰よりもモリサキを気にしているのがシュナイダーだ。

ピエールの言葉にティーダは怪訝そうな表情を浮かべるが、ピエールは構わず言葉を続ける。
ピエール「確かにモリサキとはちょっとした諍いで今はギクシャクしてるが、あれは誰よりもモリサキの
事を認めているからこそああなったんだ。そして先程の言動にしてもそうだ。このままモリサキ達が
戻ってこずに、もしうちのチームが敗退したら…この失踪は恐らく不可抗力のものだろうが
モリサキ達はどうしても俺達に負い目を感じてしまうだろう…」

ティーダ「じゃあ…シュナイダーがああ言ったのは明日の試合に絶対勝って森崎達がいつ戻ってきても
いいように居場所を確保するって言う事ッスか?」

ピエール「俺はそう解釈している。彼の性格上そういった事は表立って口には出さないから、誤解も
受けやすいだろうが、彼が見ているのは常に先の事だ…(あの時もそうだった…)」
ティーダに自分の考えを話しながら、恐らくそれは正しいだろうと思う。そしてピエールの脳裏に
フランス国際Jrユース大会の全日本Jrユースと西ドイツJrユースの決勝戦での出来事が鮮明に蘇る。

ピエール(俺達フランスJrユースが全日本Jrユースに2点目を決められて試合を決定付けられた時…
俺は自らの力で立ち上がることが出来なかった…だがシュナイダーは…)
全日本Jrユースが大空翼と日向小次郎によるドライブタイガーで試合を決定付ける3点目を決め、
西ドイツJrユースは敗北が濃厚となり誰もが俯く中、シュナイダーはただ一人未来を見据えて
己の力で立ち上がり、チームメイトを鼓舞し、最後の反撃を見せたのだ。その反撃は結局実る事は
無かったが、ピエールの心の中にサッカー選手としてではなく、カール・ハインツ・シュナイダーという
個人に尊敬の念を持ったのはこの時だった。


0ch BBS 2007-01-24