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【ペテン師の】森崎in異世界2【猪狩り】
[53]キャプ森ロワ:2009/02/21(土) 00:13:04 ID:???
ジャンクマンが再び目を覚ますと、先程の異形の姿からから元に戻っていた青年が
ジャンクマンを覗き込んでいる。
青年「大丈夫か?悪かったな…」
何と事もあろうか完全に被害者のはずの彼が謝罪してくる。
ジャンクマン「…何故殺さなかった…」
その青年の態度に面食らいつつジャンクマンは問いかける。
青年「ん?誰だってこんなところにいきなり飛ばされれば気が立っていても当然だろ?
まぁあれ位の事はしょうがないさ」
と笑い飛ばす。
ジャンクマン(あれ位の…事…?)
先程の事を思い出しつつジャンクマンが驚きを見せている間に青年はさらに語る。
青年「それにせっかくこんなところで会ったんだ…何かの縁だと思ってな…でも悪かったな
お前の気持ちも考えもしないでこっちの意見ばっかりぶつけちまった…俺の悪い癖だ」
そう言うとはにかんだ笑顔を見せた。
ジャンクマン(…大きいな…)
自分を殺そうとした相手をこんなに笑って許せる物だろうか。ジャンクマンはその青年の器に
自らの心が震えるのを確かに感じていた。そして悪魔にとっては強さこそ絶対である。
ジャンクマンはある決意を固めようとしていた。
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0ch BBS 2007-01-24