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【ペテン師の】森崎in異世界2【猪狩り】


[773]キャプ森ロワ:2009/03/22(日) 17:52:05 ID:vWsPjgcg
コッパ「最後のは良く分からないけど…とりあえず持っとけよ」
といいながらシレンに放り投げてくる。シレンはそれを受け取りながら周りを見渡す。

シレン「…アスカがいない…」
階段を降りた先にはアスカはいなかった。そして前方には今度は上り階段が存在していた。

コッパ「あ…あれアスカじゃないの?」
コッパが指を差した先には確かに人影らしきものが階段を登っているのが見える。
ここからでは目を凝らしてもアスカとは判別できないが、それ以外の人物とは考えられない。

シレン「…アスカ…よし…」
アスカと思われる姿を見つけてシレンの心に火がつく。そして両手で頬を張り気合を入れると、
一気に階段を駆け上がっていく。そんなシレンの頭の上にコッパはしれっと乗る。

階段の長さ的にはちょうどこのダンジョンで降りた分位だっただろうか、ただでさえ
ダンジョンを進んで体力を消耗したところにこの上り階段である。普段の自分なら絶対上る事は
到底不可能だろうとシレンは思う。しかし不思議な事に足は勝手に進む。

シレン(あと少しなんだ…アスカも頑張ってる…ここで僕がへこたれる訳には行かないんだ…
そして森崎君達と共にシュプールへ必ず戻ってみせる…)
この先にいるであろう森崎達、シュプールに残っている仲間達、アスカの事…
それぞれの事を思いながら階段を一歩一歩上る。そしてどの位上っただろうか、無限かと
思われた階段もようやく終わりを告げる…出口に近づくにつれ光が大きくなる。そして最後の
階段を上りまず目に入ったのがアスカの姿だ。シレンはアスカに声を掛けようとするが、その彼女は
何やら物凄い剣幕で誰かに怒鳴っている。シレンはアスカが怒鳴っている誰かに顔を向ける。

そして…

シレン「あ…」
思わずシレンはこの場に似つかわしくない間が抜けた声を上げてしまった。


0ch BBS 2007-01-24