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1- レス

【山森in人里】南葛vs幻想4【森崎への挑戦】


[215]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:07:27 ID:???
ダッダッ…バアァッ…!

山森と慧音をすり抜けたシュートに対して懸命に左側に体重を掛けつつ走って追い、
拳を固めるのではなく、手にさえ当たってくれれば良いと願いを籠めつつ手を一杯に広げ
曲がり落ちるボールに対して伸ばす。

うどんげ「お願い…はいって!」

妖夢「(これさえ入れば…かなり優勢になる!)」

妹紅「やめろ…止めてくれぇ!」

倉内「田辺サーンッ!」

田辺の手が少しずつボールに近づく。一杯に伸ばした手が、ボールと重なろうとした。 省2

[216]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:07:37 ID:???
ズザザッッ!シュッ…カン!パサァッ………!

八百屋「ち、ちく…ちくしょう…!」

花屋「あ、あぁぁぁあああ…!」

審判「ピイィィィィィィィ〜ッ!…ルナダイアルズ11番、ゴール!」

うどんげ「やっ……たあぁぁぁぁーっ!」

ワァアアァァァアアァァァァァーッ!

森崎「うおっ!?」

小田「歓声ッ!?」

[217]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:11:02 ID:???
実況「フィールドが揺れています!大歓声!大歓声だ!
   ルナダイアルズ11番、鈴仙・優曇華院・イナバァ!決めたのは彼女だぁ!
   日陰の彼女が決めたァ!流石に慣れていますこのトリックプレイ!
   妖夢選手の直線的なシュートをチラつかせつつ、左横のうどんげ選手の芸術的な
   ゴール前左45度シュートが人里のゴール右隅に包み込まれましたーッ!」

解説「ビューティフォー!!超芸術的シュートでした! 省12

[218]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:11:18 ID:???
紅魔ルナダイアルズ 2−3 人里
【人里】 「比那名居 天子」 [非想の威光] 前半5分
アシスト:藤原 妹紅
【人里】 「比那名居 天子」 [非想の威光] 前半17分
アシスト:飛田 倉内
【人里】 「山森 正吾」 [ローリングオーバーヘッド] 前半30分
アシスト:藤原 妹紅
【紅魔】「パチュリー・ノーレッジ」 [ロイヤルフレア] 後半9分
アシスト:魂魄 妖夢
【紅魔】「鈴仙・優曇華院・イナバ」 [マインドエクスプロージョン] 後半26分
アシスト:魂魄 妖夢
省17

[219]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:11:38 ID:???
妖夢「やりましたね!うどんげさん!」

うどんげ「えぇ!妖夢のお陰よ…バーン♪」

八百屋「く、くっ…!」

慧音「ば、馬鹿にして…!」

点を決めたうどんげは、「これがやりたかったんだ!」と言わんばかりの
得意げな顔を見せつつ、右手で銃の形を作ると人里GKの田辺に向けて、
発砲するようなパフォーマンスを見せる。

…お目にかかる機会は少ないが、これが彼女のゴールパフォーマンスなのだ。 省6

[220]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:12:24 ID:???
魔理沙「あんにゃろう…!アイツ、私とゴールパフォーマンスが被ってるんだよなぁ」

滝「へぇ?ゴールパフォーマンスなんて決めてるのか、魔理沙は?」

魔理沙「あぁ。ゴールを決めたら私のファンが居る所へ走っていってだな、
     片膝立ちになって腰溜めに機関銃を撃つような仕草をするんだ。ガガガガガーンってな」

レティ「ここのところ見れないわよね、残念ながら」

魔理沙「…言わないでくれ。もう、どうやって点を取るのかすら思い出せないんだぜ」
省5

[221]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:12:37 ID:???
森崎「威力は無いが、まぁ確かに良いコントロールのシュートだな」

中里「でもまぁ、大した事はなさそうでござるけどね」

森崎「まぁな。俺なら楽々キャッチと言ったところか」

大妖精「頼りになりますねぇ…」

一条「いや…アレなら俺も取れるよ。ちょっと手間取るかもしれないけどね」

大妖精「一条さんも凄いんですね…憧れちゃいます」

小田「(春だ…またここに春が…!)」

[222]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:12:48 ID:???
山森「すまない皆…俺の、作戦ミスだ」

花屋「そ、そんな事無いです…あれは、私が取られたから…」

慧音「そんな事言えば、私だって作戦を誤った。…あそこは、妹紅のフォローを入れさせるべきだった
   (出し惜しみがこの結果を招いた…見た所、風華もそろそろ限界か!くそっ!)」

風華の息は切れてしまっており、人里の面々もまだ動きに遜色は出ないが、
もし延長になどなってしまってリトリートしようものなら倒れ伏してしまうだろう。
省4

[223]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:13:01 ID:???
人里の選手一人一人が自らを責めようとしていた中、
慧音がその雰囲気を一喝する。

慧音「過ぎてしまった事はもうどうしようもない!
   今考えるべくはだ!いかにして強敵、ルナダイアルズを破るかだろう!」

シーン…、と静寂が包む。

山森「…そうだ、その通りだ。残り時間は…」

すっ、と時計を見るとそこには…ロスタイム抜きで、2分と少々とあった。

慧音「ここまでの展開的に、ロスタイムはそこそこあるだろう。 省4

[224]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:13:34 ID:???
慧音「結局は、最後の最後でこうなるか…ウチの地道に積み上げてきた守備と、
   ルナダイアルズご自慢の豪華攻撃陣相手に、最後の5分で最後の勝負、と言う訳だ!」

人里一同『!!』

慧音「相手はもう1点取ればどうとでもウチを出来るんだ。
   PKになれば、悔しいが満足にキックすらできんウチじゃ厳しいだろう。
   だから…5分間で一点をこっちが取るか、5分間守りきればこっちの勝ちだ!」

山森「け、けどもう…」
省11

[225]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2009/02/24(火) 19:13:48 ID:???
花屋「や、やれますよ私は!勝利のためでしたら、私は…!」

山森「それじゃ、風華ちゃんが明日の試合に出れないじゃないか。
    そんな勝ち、ここに居る誰も望んでない…そうだろう?」

疲れて声も出せない者も居たが、それでも一人とてそんな事を考えるものは居なかった。
勝っても――決勝で全員が居なければ、駄目なのだ。

天子「イライライラ…!
   (ここで大きな事言うのは簡単なんだけど、あの巨乳(美鈴)に勝てるかと言うと微妙… 省6


0ch BBS 2007-01-24