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【板前の息子と】TSUBASA DUNK 9【寿司屋の息子】


[777]TSUBASA DUNK:2009/03/24(火) 19:00:11 ID:0byqvr8Q
ゴールを決められた九頭龍のボールで試合が再開する。

千秋「チャッキー、俺がパスの手本を見せる。残り時間、PGの仕事を任せるから、しっかり
   見ていてくれよ」

チャッキー「お、おう!」

千秋は分かっていた。自分の体力も限界に近いことを。おそらく、次のプレーが普通に動ける
最後だろう。あとは震える膝、力の入らない指先、重い体を引きずるような動きしか出来ない。
ならば、今のうちに元気な者にバトンを渡すことが自分の役目であると千秋は悟った。

千秋「チャッキー、ナベの隣に行って俺のプレーを見るんだ」

言われたとおりにチャッキーが動く。千秋が胸元でつくった指の形を見て、ヤスとナベも動く。
まず、ナベがチャッキーと入れ替わるように動く。チャッキーがスクリーンの代わりになり、
神の動き出しを1秒だけ遅らせる。ナベはコートを斜めにカットインするとゴール正面にいた
田辺の左足が自分の両足の間に位置するような場所でストップする。

千秋「ナイス、ナベ!!」

ナベがその位置に着いた瞬間、田辺がいる方とは反対側に千秋はパスを出していた。しかし、
そのパスはナベへのものではなかった。

ヤス「オッケー!!」

それはナベと田辺のさらに大外から回り込んでいたヤスへのパスだった。パスを受けたヤスが
中に入りやすいようにナベは田辺を邪魔していたのだった。


0ch BBS 2007-01-24