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【1000だと言ってよ】キャプテンブライト5【バーニィ】


[282]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:52:07 ID:VrMcmTfE
 <場面は唐突に変わり、海が見える崖の上>

ワールド「ルナさん。一つだけ、今回の事件で、まだわかってらっしゃらないことがあるようですね…」
ルナ「ん? そう。たいしたことじゃないと思いたいんだが。引っ掛かる」

ワールド「最初の殺人の時。部屋の中で、20個くらいの『ガラスのコップ』『だけ』が割れて床に散らばってたってこと」
ルナ「ああ。争いの跡じゃない。コップだけだからな。皿とかは無事だったし。まるでわからないんだ」

ワールド「私。その理由…知ってますよ?」
ルナ「何?」

ワールド「当時あの部屋には、二人じゃないんです。三人、いたんです」
ルナ「何だと!?」

ワールド「当然、コップも最初は三つでした。でも『あの後』、慌てて処理しようとして、床に落としてしまって…」
ルナ「そんな…。当時のあの部屋には、三人目が存在して…それが、お前!?」
ワールド「ええ。気が動転して。今となれば、口紅だけ拭き取るとか。色々できたんでしょうけど」

ルナ「そんな…」
ワールド「偽装工作のために、コップをもう一つ、叩き割りました。でも、それだけだと、すぐ偽装の目的がわかってしまう。
  私は…焦ってワケがわからなくなって、どんどん、コップを叩き割りました。だから意味なんてないんです。
  単純な失敗を、下策で回避しようとした結果…警察の人たちが勘違いしただけ。ただ、それだけなんです」

ルナ「ま、待てよ? するとお前は…」
ワールド「ええ。だからね、手遅れなんですよ、刑事さん。私はもう、すでに『殺人犯』ですから…」

 ワールドが、ふらふらと崖に近寄り…飛び降りようとする。
 ルナマリアは走りこみ、一瞬、手が繋がったが。

 次の瞬間…手はふりほどかれ、彼女は崖下へと落ちていった。



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0ch BBS 2007-01-24