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【バーツの春と】ファイアーモリブレム8【下克上】


[296]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/04/14(火) 20:29:00 ID:???
森崎の体中を駆け巡る感情は既に恐怖というものを通り越して戦慄と化していた。
見るものを恐怖のどん底に落とす威圧感。目の前に現れた怪物に対し、森崎は鉄の斧を構えるしかなかった。

森崎「ま、まじかよテメェ…本気でこんな奴と戦うのか…?」

男「竜に挑戦できるほどの戦士を見たのは久々なんだ。観客も俺たちもみんなお前に期待している。
  さァ見せてくれ!いや、魅せてくれ!お前の全力を!あの異形の者に!最高のショーの開幕だぁぁぁぁ!!!」

ワアアアァァァァァァッ!!!!

観客A「もーりーさーきー!ドンドドンドン!」

観客B「もーりーさーきー!ドンドドンドン!」

火竜の熱気に乗せられたのか、闘技場のボルテージは既に最大値を振り切ってしまっていた。

森崎「や、やるしかなさそうだな…ゴクッ!」

スタッフ「こいつはうちの闘技場で最も凶暴な『6』の火竜だぜ…危なくなったらすたこら逃げろよ!少年!」

森崎「誰が逃げるか!俺はどんな時だって勝利してのし上がってきた男だぞ!勝負だぁ!ぬおおおおおおっ!!」

森崎は駆ける。風車に戦いを挑む異国の蛮勇のように。だが、彼の目は勝利を確信していた。恐れなど何処にも無かった…


0ch BBS 2007-01-24