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1- レス

【紳士】森崎in異世界3【激闘録】


[900]キャプ森ロワ:2009/05/11(月) 00:44:30 ID:Fabp5aG6
起きなさい 起きなさい 私の可愛いアルスや……

夢の中のアルスを呼ぶ声がする。この声にアルスはデジャヴを覚えた。それは当然の事で、その声は
かつて彼が16歳を迎えた朝に聞いた声だった。そしてアルスはその時と同じくその声で目を覚ました。

アルス「う…か…あ…さん?」
目を開けると、そこは自分の部屋ではなく、森の中で、目の前には見覚えのある女性が立っていた。

レナス「…目覚めたか…随分うなされていたようだが?」
先程のカラオケ事件のおかげでどうにも頭がハッキリせず、今の状況と、目の前にレナスがいる事に
頭の整理が追いつない。そして情報がようやくオツムに入り回転を始めてくれると、

アルス「レナス!?…どうして貴女が!?それにここは一体?」
と矢継ぎ早に質問をぶつける。

レナス「どうしてここに来たかは当然お前との約束を守るためだ。そしてここはお前達の拠点となるところから
少し離れた場所だ…部屋から勝手に連れ出して悪いとは思ったが、まずはお前の意見を聞こうと思ってな」
それに対しレナスは一つ一つゆっくりと答えていく。

アルス「そ…うか……あの歌を聴いてからか…何だか頭が上手く回らない…」
アルスの“歌”と言う単語にレナスは思わず自分を両手で抱き、

レナス「ま、まさか…その“歌”というのは……いや聞くまい…あえて言う事でもないだろう…」
と心底気の毒そうにアルスを見つめる。恐らく彼女も“アレ”を聞いた事があるのだろう。思い出しては
ブルブルと身震いしている。そしてアルスの状態がようやく上向きになったところで、


0ch BBS 2007-01-24