【荒鷲の】キャプテン松山9【巣立ち】

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

【荒鷲の】キャプテン松山9【巣立ち】

[572]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2009/04/25(土) 15:36:01 ID:???

ちょっと藍一人に構えすぎ、注意払いすぎてたと内省してると、霊夢が紫に気まずそうに話しかけた。

霊夢「それにしても紫、ごめん。私はあんたを誤解してたわ」

いきなり言われた紫は霊夢の意図を察してる様子で、さして反応を見せない。松山一人が戸惑った。

霊夢「私を神社に帰らせたのは、お茶を独り占めするためと思ってたの。それがこうして……」

紫「ええ。こうして『私のお茶』をご馳走してあげたんだから、しっかり働きで返してね？」

亀裂が走った。物理とか空間とか幻想的なものじゃなく、心でしか聞けないビシビシッて音。

氷の妖精が凍らせた池に生じた亀裂みたいで、松山は逃避して『澄んだ音だなぁ』と思って微笑んだ。

オーラを放ち始めた霊夢が、不機嫌を百乗したみたいな声を喉の奥から搾り出した。

霊夢「迂闊だったわ。ええ迂闊だった。で、働かせたいことって何？」

紫「話が早くて助かるわ。実は、ちょっと前に外来人が召喚されたみたいなの」

前次写

0ch BBS 2007-01-24