【荒鷲の】キャプテン松山9【巣立ち】

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【荒鷲の】キャプテン松山9【巣立ち】

[741]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2009/04/28(火) 22:52:57 ID:???

F　なぜ試合前に迷宮に行こうとするのか理由を問う

自分の言葉を待ってる(と判断した)松山は、キャプテンとして毅然とした態度で問いただしてみた。

松山「霊夢さん。今日は試合なのに、迷宮に行こうなんて……どうしてなんだ？」

霊夢「どうして……って何が？」

そんな風に問いを返してくる霊夢に、試合の日に迷宮に行こうとする理由をもう一度聞いてみた。

霊夢「……？理由がないと迷宮に入っちゃいけないっけ？」

どうにも会話に齟齬を感じて、松山は悪戦苦闘しながらも、疑問を形にして聞いてみた。

松山「いや、とくにそういうわけじゃないけど、今日は試合の日だし！」

霊夢「勝てる勝負なんだしいいでしょ別に。早苗達にもいい経験になるわよ」

今日の試合に関心がない様子で、霊夢は暢気にあっけらかんと答えた。

松山「(あ～、なんだろう、何かが違う。だけど、その違いがうまく説明できない)」

霊夢「話は終わったみたいだし……私は行ってくるわ。試合頑張んなさいね」

苦悩する松山をよそに、霊夢は迷宮の中へと入ってしまった。どうにもできずただ見送るしかできない。

松山「霊夢さんの……言ってることはわかるんだ。だけど」

余りにも自由、余りにも気まま。
よく話し、相談し、練習や試合もしてる。それでも松山にはまだ博麗霊夢という少女がつかめなかった。

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0ch BBS 2007-01-24