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【毒の男と】幻想のポイズン【秋の神様】


[199]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/16(木) 00:55:45 ID:???
橙が蹴ったボールは、先ほどのリグルの蹴ったシュートとは別で速度はそれ程無い。
だが、蹴られたボールは何が作用しているのか不意に無数に別れ……。
ゴールに近づいていく毎に徐々に再び一つのボールへと戻る。
並のキーパーでは恐らく反応が出来ない、トリッキーなシュートだったが……。

ガインッ!という音と共に、ボールはゴールバーに当たってこぼれ球となる。

リグル「あはは、何だよ。 まともにゴールにも入らないじゃないか」
橙「まだまだ! 私の必殺シュートは浮き球の方が強いんだから!」

そう叫ぶと、橙は先ほどのリグルがしたのと同じように空高く飛び上がる。
ただ、先ほどのリグルと違うのはリグルが片足のスパイクの裏をボールに当てたとのとは違い、
橙は両足をボールに当てているという点。
更に、橙はその体を大きく回転させてボールに回転までかけていた。

橙「鬼神! 飛翔毘沙門天!!」

そう叫ぶと同時に蹴り放つと、橙の蹴ったシュートは先ほどの赤鬼青鬼とは違い、
トリッキーな動きは見せず鋭く回転をしながらゴールネットへ突き刺さった。
リグルの放ったシュートと比べても決して劣らないパワーシュートだ。

橙「ふふん、どう?」
リグル「……ま、中々やるかもね。 でも、FWは私だから!」


0ch BBS 2007-01-24