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【毒の男と】幻想のポイズン【秋の神様】


[229]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/16(木) 19:34:34 ID:???
二人が談笑する姿を、穣子は静かに見ていた。

穣子(なるほど、姉さんは短所を補おうって事ね……確かにそれも一つの手。
   でも、私は違うわ。 私は私の最大の武器を鍛える!)

穣子はそう決心すると、傍らでドリブル練習をしていた橙にタックルの相手になってくれないかと言う。
橙は二つ返事で了承してくれ、穣子は熱い闘志を燃やしながら練習に精を出した。

橙「あにゃあああっ!?」
穣子「さあ、もういっちょ行きましょ、橙!」
橙(うう……どうしたんだろう。 あんまり今日は調子が出ないなぁ)

穣子の鋭いスライディングタックルを受けて転倒した橙は、すっかりしょげている。
得意なドリブルをこうも容易く破られてしまい、元気をなくしていたのだ。
その後もすっかりやる気を失ってしまった橙と、やる気満々な穣子の練習は続く。
と、そこに競り合い練習をしていたリグルと静葉がやってきた。

静葉「穣子、私も練習を手伝うわ。
   私と橙ちゃんでドリブル突破をするから、あなたとリグルちゃんでタックルをして止めにきて」
穣子「よしきた! 遠慮しないわよ、姉さん!!」
リグル「元気だなぁ……」


0ch BBS 2007-01-24