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【期待値】城山正の挑戦12【期待外れ】
[455]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2009/05/25(月) 00:37:50 ID:9C8EWWBg
それからの展開は速かった。
密閉された荷台の中で救助した子供たちと一緒に縦に横にななめにゆさぶられ、バターになる寸前にやっと止まった。
生ものをつんでいるとは思えない美津乃の運転により、ありえない速度でパン屋のトラックは南葛小に到着。
帰宅命令が出ている南葛SCはその場で帰宅し、救出した子供たちには
『ピエロに捕まっていた。いつの間にかどこかへ行ったから逃げてきた』
とだけ言えと言い聞かせてから解放した。
人の口に戸は立てられないとは言うものの表立って助けてきたと口にすることでもない。
ともすれば危険なまねをしたと大目玉の対象にすらなりかねない。
それはSCの総意でもあった。
美津乃「…これでよかったの?」
城山「なにが?」
美津乃「オレが助けてきたーって言っても全部嘘じゃないじゃない」
城山「オレだけの手柄でもないけどな」
美津乃「そりゃそうかも知れないけど、父兄の人たちの信頼とか…・・・」
城山「サッカーと関係ないとこで、しかもSCの連中やウルトラマンに……謎のぺったん巨人の手柄を横取り?」
美津乃「…ぺ、ぺったん!?」
思わず自分の胸をなで降ろしてしまう美津乃。
城山「バルタンにトドメさした巨人のこと。子供たちがそう言ってた。バルタン星人をそりゃあまあ見事にぺったん、ぺったん。
もうバルタンだかなんだかわかんなくなるまでぺったん、ぺったん。
夢に見そうだって瀬名とか涙目だったらしいし」
美津乃「そ、そおなんだ」
城山「ま、オレがやったぞーって言っても誰も信じないだろうしな。ぼちぼちやるよ」
美津乃「そだね」
城山「それより美津乃ちゃんのほうがお店の宣伝とかになったんじゃないの?」
美津乃「いーの。私も商売と関係ないとこで名前を売るつもりはないし」
城山(とっくに知れ渡ってると思うけど。黙っておこう。ぺったんされる)
二人で、いや子供たちと守った空の下取り留めのない話をしながら家路に着く。
ウルトラマンシロ・第2話・おしまい。
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0ch BBS 2007-01-24