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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】


[107]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:51 ID:???
一方、騒霊楽団チームのベンチ。
こちらでは試合開始を前にして作戦会議を開いていた。

ルナサ「……集まってくれたファン達に聞いてみたところ、昨日の試合では3−1で宵闇ダークフライトを破ったらしい。
    決して油断は出来ないぞ」
リリカ「宵闇ダークフライト? あそこ相手に2点差程度じゃ、たかが知れてるんじゃないの?
    私達なら6点差くらいで圧勝出来るところよ?」

ルナサの言葉に対し、三女のリリカが面倒臭そうに返答する。
しかし、ルナサは少しだけ眉間に皺を寄せながら尚も続ける。

ルナサ「……相手チームには、小粒だがいい選手達が揃っている。
    特にDFの河城にとりは要警戒だ。 彼女のブロックは私達のシュートを軽く弾く」
メルラン「あはは〜、姉さんったら心配性ね! そんなブロックなんて、私のシュートで簡単に跳ね飛ばしてあげるわ!!」
ルナサ「メルラン……頼むから、ボールを持った瞬間に撃つのだけはやめてくれ……」
メルラン「あはははははは!!」
ルナサ(頭が……痛い……)

とてつもなく陽気で人の話を聞かないメルランと、人を小馬鹿にしていて慢心しがちなリリカ。
優等生的なルナサとしては、彼女達に話を言い聞かせるのはとても辛かった。
しかし、姉として。 そして騒霊楽団のキャプテンとして、逃げ出す訳にはいかない。


0ch BBS 2007-01-24