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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】


[345]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/06(水) 22:17:47 ID:+//2DJYw
真実のボールは、無常にも穣子の足からすり抜けメルランの元へと向かっていった。
一体何故……思わず穣子は口を開いて呆然とするが、その横でルナサがぽつりと呟く。

ルナサ「君が選んだのは真作のボール……それは、確かに正しい選択だ……。
    だが、選んだだけではそれを得る事は不可能……」
穣子「……どういう、事よ」
ルナサ「単純な話だ……真作の楽器は、贋作などとはまるで違う音色を奏でる。
    威力も、回転数も、全ては贋作を上回る……。
    半端な力では、誰も、真作を奪い取る事は出来ない……」

音楽に例えた話であったが、穣子はただ黙ってルナサの話を聞いていた。
偽者と本物があれば、本物の方が全てにおいて上回るという事くらい、穣子にもわかる。
しかし、それは……。

穣子(なら、私には……私じゃあ……あくまでも、偽者にしか通用しない力しか持ってないって事……!?)

奥歯をかみ締めながら、穣子は強く手を握りルナサを睨んだ。
……だが、穣子は何も言い返せない。
穣子は確かにカットが出来なかったのだから、何も言い返せない。

穣子(絶対……見返してやる!!)

※穣子のルナサに対する感情が 穣子→(見返してやる!)→ルナサ になりました。


0ch BBS 2007-01-24