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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】


[357]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/06(水) 22:58:35 ID:+//2DJYw
メルラン「ひゃっほー! やったやったー! これで二点目よー!!
     姉さん、前半の内に……」
ルナサ「……メルラン、少し黙れ」
メルラン「え?」

シュートを決めたメルランは、跳ね回りながら姉のもとへと駆け寄った。
しかし、ルナサは渋い顔をしながら……メルランが決めた、ゴールの方へと視線を向けている。
一体どうしたのだろうとメルランが振り返ると……。
そこには、青い顔をした秋の二柱と白狼天狗。
涙を流してる妖精達、そしてしかめっ面で帽子を目深に被りなおした河童がいた。
……更に、前線から急いで戻ってきた反町と、リグル、橙がそこに加わる。

妖精3「う、うわあああああああああん! 大妖精が、大妖精がああああああああああああああ!!」
妖精2「誰か医者!! 永遠亭の医者呼んできてええええええええ!!」
静葉「だ、大妖精ちゃん……」
反町「大妖精……」

メルランのシュートで吹き飛ばされたにとり、椛、妖精達のダメージも深かった。
だが、彼女達は必殺技を駆使していなかった為、体力も十分ある状態で吹き飛ばされた。
だから、まだ動く事は出来る。
しかし、大妖精は自身の必殺技であるローリングセーブを使い、更に二度も吹き飛ばされているのだ。
ローリングセーブは必要以上に回転しながらその遠心力を借りてセーブを行う業。
当然ながら疲労は普通のセービングより溜まる。故に、体力も消費する。
そんな状態で吹き飛ばされては……体力が所詮は妖精並である大妖精が瞳を閉じ。

倒れたまま起き上がらないのも、無理からぬ事であった。


0ch BBS 2007-01-24