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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】


[407]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/07(木) 21:03:23 ID:0aSVKp36
反町(スカイラブ……まさか、こんなところで見るとは思えなかったけど……)

審判の笛にいち早く我に返った反町は、騒霊楽団ベンチに引き返していくルナサとメルランを見ていた。
ルナサは相も変わらず無表情であり、メルランもいささか疲れた様子。
しかし、毛玉や妹であるリリカがベンチで彼女達を迎えると、その顔を笑顔へと変えていた。

反町(トリオプレイに、各々のタックル・パス・シュート。
   そして、あんなスカイラブなんて大技まで持っているなんて……。
   あれで……あれだけ凄くて、ダークホースなのか!?)

反町にとっては、とてもそうは思えない。
現実、反町のいた世界での立花兄弟も……兄弟揃ってでないと使えないという難点はあったが。
それでも、下から数えた方が早い位置になどいなかった。
トップクラスが翼や森崎、日向だとして……全日本では中堅といったところのはず。

反町(……幻想郷トップクラスのサッカーは、一体どんなレベルなんだ?)
静葉「……一樹君」
反町「!? あ、静葉さん……」

考え事をしていた所に、不意に静葉が声をかけてきた。
どうやらフィールドで立ち尽くし、騒霊楽団ベンチをじっと見ていた反町を心配したらしい。
反町は何でもないとはぐらかし、笑顔を見せ。
静葉と共に自軍のベンチへと戻っていった。


0ch BBS 2007-01-24