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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】


[961]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/13(水) 00:28:33 ID:???
反町「……俺もお前と同じだ。 ベンチに入れられるのが、怖かったんだ」
妖精3「…………」

話を終えると、反町と妖精3はしばらく互いに無言で見詰め合った。
お互い、弱者だった。 虐げられる存在だった。
だからこそ自分の弱さを呪い、強者の強さを呪い、嘆いた。
しかし……それでは、何も変わらない。

反町「……鍛えてやる。 俺が、お前を鍛えてやる」
妖精3「人間……」

反町は言いながら、妖精3の手を強く握った。
妖精3の手は小さく、どこか震えている。
だからこそ強く。 自分の力でその震えを止めてやると言わんばかりに、強く握った。

反町「見返すんだ。 俺とお前で。 俺達を馬鹿にする奴を!」
妖精3「……うん!」

妖精3を鍛えて強者を倒す……それは、反町のささやかなる反抗心。
子供染みた、ちっぽけな意地を通す為の手段。

反町(でも、それの何が悪い。
   ……弱い者にだって、意地はある、誇りはある。
   ……これは俺の復讐なんだ。 俺達は、ここから絶対に強くなる!)

※妖精3の評価値がぐぐぐぐーんと上がった。
※妖精3と反町の感情が 反町→(師弟)←妖精3 になりました。
※明日の午前、妖精3と練習をする事になりました。


0ch BBS 2007-01-24