※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【三日会わずんば】キャプテン松山10【刮目せよ】


[598]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/16(土) 18:33:09 ID:???

三人を迎えに来た永琳は、そのうち二人の様子に柳眉を顰めた。
明らかに顔色の悪い美鈴。それと呼吸も荒く肩で息をし、ウサ耳も力なく垂れてる愛弟子。
冥界の庭師だけはケロリとしていた。むしろ全身に力が満ち溢れてるのに戸惑ってる様子が伺えた。

永琳「どうやらみんな食べ終えたみたいね。……うどんげ大丈夫?」

鈴仙「………………」

答えられないのか、鈴仙はかわりに僅か視線を上げようとして、それさえ断念してしまう惨状だった。
美鈴はなんとか持ち直してたが……彼女も薬草に馴染めなかったのは明白だ。

その後……午前は彼女達に休養を取らせて、午後から本格練習を開始。
永琳の予想通りに、美鈴、鈴仙はスタミナ、持久力を大きく落としていた。
基礎の能力は上がったようだが……これといって体力を消耗する技のない美鈴はともかく鈴仙は……

永琳「(うどんげは……よくないわ。必殺技を使わせたりしたら下手すれば前半で……そうなると)」

永遠亭の練習場の端で、軽い調整から始め、今では名無し妖怪兎が三人だろうと四人だろうと
まとめて抜き去り、更に向上した瞬発力でそのままDFを置き去りにしてゴールを奪う妖夢を見た。

永琳「(攻撃の軸は彼女で決定ね。……他の二人はサポートに回ってもらうしか)」

美鈴なら、浮き球にも強いし、ガッツが切れる心配もないぶん撃たせてもいいだろう。
しかし基本は、ポストプレイで妖夢に渡して撃たせる。になりそうだった。

永琳「これで手段は講じ終えたわね……あとは試合で全力を尽くすだけ」

誰かにではなく、自分に聞かせるように呟いてから……彼女も自分の練習、調整を開始した。



0ch BBS 2007-01-24