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【三日会わずんば】キャプテン松山10【刮目せよ】


[869]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/22(金) 00:12:40 ID:???

絶句する。

和服の腰まで伸ばしてある、射干玉の黒髪。白磁の磁器のような肌。
目にした少女の美貌はまるで、御伽噺の姫君が抜け出たかのようで、見惚れるしかできない。
そんな松山の様子を目敏く嗅ぎつけ、妖怪兎達が口々に囃したてた。

妖怪兎「姫様ーこの人、姫様にすっかり見とれてます!」
妖怪兎「おー、口ぱくぱくしてる。酸欠しそー」
妖怪兎「(初心な反応ね。貴重だわ……)」

口々に騒ぐ妖怪兎や松山の様子に、当の少女は、ちょっとした満足の微笑みを浮かべる。

???「ふむ……これはこれで面白いけど」

話が進まないのは感心しないわ、そう言ってから、断りなしに松山の前の席に座る。
それから店員を呼び、勝手に注文までするので、松山は慌てて意識を戻した。

松山「ち、ちょっと待った! 君が誰か知らないが、俺はさっきも言ったように人を待って……」
輝夜「君……? まぁその呼び方もいいけど、私の名前は輝夜……蓬莱山輝夜よ」

覚えておきなさいと言って、輝夜と名乗った少女の行動はエスカレートする。
控えている妖怪兎達まで席につかせて、好きに注文しなさいと言ってのけた。

松山「(輝夜……かぐや? それってまさか、えぇい、今はそれより!)」



0ch BBS 2007-01-24