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【三日会わずんば】キャプテン松山10【刮目せよ】


[925]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/23(土) 21:56:43 ID:???

A 酒屋へ行ってみる


店の前から少し移動して、松山達は広い通りに出た。
人通りも多く、魚屋や花守という名前の花屋など、様々な店も立ち並んでいる。

松山「酒屋はどこなのかな。霊夢さんも知らないのか?」
霊夢「里でお酒は買わないしね。ま、その内見つかるでしょ」

隣歩く霊夢は暢気にそう答えながら、魚屋で食用の鯉など見たりと、忙しなく視線を動かしている。
一方で萃香はといえば、まず酒屋というのに喜び勇んで、武勇伝っぽい歌を口ずさんでいる。
松山の顔も自然と綻んだ。

松山「ん、あの看板……あそこじゃないか?」

信楽狸の置物、そして強い酒の匂いが入り口から鼻腔を刺激した。
一番で萃香が入り、そのあとに松山と霊夢が続いた。

酒屋の店主が巌のような声で「いらっしゃい」と告げてくる。腹の底まで響くような重い声だった。
それに呑まれかけるも、気丈に挨拶を返して、酒瓶が並ぶ店内を眺める。

松山「(酒屋でお酒を買うなんて初めてなんだよな……まさかこんな形で……)」

もし外の世界で買おうとしたなら、すぐつまみ出されるがオチだろう。
妙な感慨や緊張を抱きながら、このお店には、どんなお酒が置いてるか見てみることにした。



0ch BBS 2007-01-24