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【三日会わずんば】キャプテン松山10【刮目せよ】


[935]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/24(日) 12:00:54 ID:???

.I. 貫禄のある店主と交渉してみる



目の前の店主の風貌はまるで、歴戦の熊が座り込んでるように見えた。
迷宮の怪物や弾幕ごっこしてる霊夢達とは、また別の迫力に溢れている。
ごつごつした手や腕には、衣服では隠せない程に大きな傷跡も見えたりしていた。

松山「(古兵って感じ……酒屋の前は何してたのかな)」

緊張に唾が乾いてくるのを感じた。
だが交渉を持ちかけることにしたのだ。気後れしないよう自分を鼓舞して、店主に話しかけてみる。

店主「……何が入用で?」
松山「いや、どのお酒も高いから……」
店主「ビタ一文まからないよ」

ギョロリと松山に片目を向けた店主に、先手を打たれる。
萃香の瓢箪のように持ち歩いてるらしい酒瓶を、年季入った仕草で煽りながら、さらに続けた。

店主「何も買わないなら出てってくんな。客以外に出すもんはないんじゃ」

肝の据わった眼に、増した威圧感。そこへ拒絶色まで混じりはじめた。
もしこっから下手を打てば、この酒屋は利用できなくなってしまうかもしれない。
後ろの霊夢と萃香も雰囲気を察したようだが、発言や干渉は控える様子だ。

松山「(やばいな……このまま交渉を続けるにしても、よく考えてかからないとまずそうだ)」

ここの酒屋は、萃香も気に入る品揃えらしいので、マークされるのはまずい。
松山は、慎重に……次手について考慮した。



0ch BBS 2007-01-24