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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[348]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/17(日) 00:04:02 ID:???
不意に、静葉が瞳を開けて口を開いた。
反町はその言葉に一瞬、何の事だろうと考え込むが……すぐに思いつく。
オータムスカイズのキャプテンに就任をしたあの日、あの夕食の席。
自分が言った、挨拶の言葉。

静葉「一樹君は言ったわね……。 自分は、和を大切にするチームを作る、と。
   でも……あの時、騒霊楽団戦での、一樹君の行動。
   そして、それ以後の行動。
   あれらは……本当に、和を大切にする為の行為だったかしら?」
反町「…………!」

静葉の言葉に、反町は強く胸を打たれた。
……静葉の言う通り、あの騒霊楽団戦以降、反町のやっている事は自己中心的なものばかり。
ロングシュートは、周りの者達が信用出来ていなかったからと取れる。
クールに去ったつもりでも、傍から見ればあれは無視をしたようにしか見えない。
チルノの加入についても、誰にも相談せずにその場の勢いで交渉をしたのだ。
どこからどう見ても、和を大切にするような動きには見えない。

知らず知らずの内、程度の差こそあれ反町はかつて自分が毛嫌いをしていた日向と同じ。
独裁政権を築いたチームを作り上げてしまおうとしていたのだ。


0ch BBS 2007-01-24