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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[403]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/17(日) 18:40:55 ID:???
更にそこから下がって、最後尾。
ここでは、静葉達のペースから更に一段遅いペースで走る妖精3と橙。
そして、その横につき二人を励ましながら走る反町の姿があった。

妖精3「うぶっ、ひっ、ひっ、ひっ……」
橙「はへっ、へぇぇ……」
反町「落ち着け、妖精3、橙。 早く走ろうと思わなくていい。
   ただ、絶対に歩くな。 時間まで、とにかく走るんだ」
妖精3「ひっ、ひっ、ひっ……」

反町の言葉に、妖精3は死にそうな顔で弱弱しく頷いた。
妖精達の中でも人一倍鈍くさく、のんびりしている妖精3は当然として。
橙もまた、長距離走はとてつもなく苦手であった。
瞬発力ならば自信はあれど、持久力ではやはり犬……ではなく、狼である椛に数段劣る。

反町は最後尾から二人の様子を見守りつつ、小さくため息を吐いた。

反町(体力作りはやっぱり大切だな……。
   長期的に見れば、たまにはしておかないと不安だ)


0ch BBS 2007-01-24