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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[756]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/21(木) 23:22:50 ID:???
静葉さん、どこ行くん?→ スペードQ =まるで紅葉のように真っ赤に染まったお屋敷の前だった
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静葉に連れられて歩くこと数十分。
反町がやってきたのは、先日プリズムリバー三姉妹の住む廃洋館に行く時に前を通りがかったお屋敷。
紅魔館の少し離れた場所だった。

反町「……静葉さん、どうしてこんな所に?」
静葉「ええ……確か、にとりも言っていたと思うけれど。
   幻想郷とは基本的に危険な場所なのよ……だから、私も今日は一樹君にその注意を呼びかけようとしてね」
反町「……ここもまた、危険だっていう事ですか」

反町の問いかけに、静葉は重々しく頷いた。
この幻想郷に来た時、チームメイトを探す時にも静葉から少しだけはこの館の噂を聞いていた。
吸血鬼……幻想郷サッカー界でトップクラスの能力を持つFW、レミリア・スカーレットのいる紅魔館。

静葉「そう……そして、それらの周りにいる者達も皆、厄介な人妖ばかり……。
   門番さんはあまり悪い人ではないけれど、近づかないに越した事は無いわ」
反町「なるほど……」

静葉が言いながら紅魔館の門へと視線を向け、反町もそれにならう。
距離が遠すぎてあまり見えないが、紅魔館の門の前では確かに誰かが立っている。
静葉の言葉を信じるなら、あの人はそう危険な人物では無いのだろう。


0ch BBS 2007-01-24