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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[78]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/14(木) 17:23:33 ID:???
空想の中でルナサのストラディヴァリウス、スードストラディヴァリウスを思い描く。
強烈な横回転によるカーブと、二つに分かれるボール。
そして、何よりもカットに入った時はまるでシュートをブロックするかのような威力を持っているというのに。
受け手がパスを受けた時には非常に扱い易いボールになっているという絶妙な力加減。
ダークホース級とは思えない、素晴らしいパスである。

穣子(カットをするなら蹴り始めか、或いはボールが渡る直前。
   だけど、そんなタイミングでボールを取るなんてマークについていない限りは無理。
   つまり、私が想定しないといけないのは一番扱いにくい場所……。
   鋭いカーブ回転がかかり、二つに分かれた時ね)

その後、穣子はイメージを働かせながら実際に体を動かしてカットに入る練習を始める。
パスをする相手がいない為に効率は決していいとは言えなかったが。
それでも、反町と同じく幾分かは技術が向上をした。

そうしている内に、日は次第に下がっていき夕方となる。
反町はそろそろ帰ろうと穣子に声をかけ、家路に着こうとしたのだが……。

反町「? 穣子、土ついてるぞ」
穣子「えっ?」

練習をしていた時についたのだろうか、穣子の鼻の頭には小さな泥がついていた。
反町は思わず自身の手でそれを拭ったのだが……。
不意に、その時反町と穣子の目が合う。


0ch BBS 2007-01-24